#117 成長マインドセットと固定マインドセット
子どもがもつマインドセットとして、2つの種類がある。
1つ目は、成長マインドセットだ。
これは全ての活動、物事は「自分の成長につながる」という考え方である。
例え失敗しても、それは次につながる改善点であると考える。
人の成長から「自分に生かせるもの」を得ようとするため、共に喜ぶことができる。
どんなときも努力を欠かせない。
努力をすれば、スピードは遅いかもしれないが、着実に前進すると考えることができる。
常に内発的動機づけをもち、意欲をもって活動することができる。
自分が失敗したときは決して「自分の能力」のせいにせず、努力が足りなかったと捉え、さらなる努力に励む。
このような成長マインドセットをもたせるには、教師は子どもの「努力をほめる」ようにする。
2つ目は、固定マインドセットだ。
これはどんなに努力をしても「自分の成長にはつながらない」という考え方である。
失敗は、とても恥ずかしいことであると考える。
人の成長を羨ましく思ったり、人の失敗を蔑んだりする。
努力をすることは無意味であると捉える。
努力をすればするほど、それは「自分の能力の低さを露呈すること」になると捉える。
常に外発的動機づけをもち、意欲をもって活動することはない。
自分が失敗したときは「自分の能力」のせいにし、その能力は変えることができないと捉える。
このような固定マインドセットをもたせるには、教師は子どもの「能力をほめる」ようにすればいい。
ここまで2つのマインドセットについて述べた。
教師がすべきことは1つである。
では。