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弓道大会に参加して

スポーツの秋。秋というには暑い日が続いた今年だが、弓道においても大会が盛んに行われる時期だ。

わたしが所属する地区でも10月11月と続けて大会が開催された。

10月の大会

弓道を再開して初の大会。会場は審査を受けた道場と同じで、会場に辿り着けるかという不安がなかったのはよかった。(まあまあな方向オンチ)

会場には同じ弓道会の方々もいて、緊張もそれほどせず競技の順番を待つ。

競技は四つ矢坐射。審査と違ってさくさく進む。

市民大会的な気軽な大会だけど、控えでは皆さん静かに待つので(当たり前だが)、そこそこな緊張感が生まれる。

あ、やばい。ちょっと緊張してきたかも、、、

結果は!

残念。全部外れ。

矢所が定まらず、バラバラなところに飛んだ。修正するまもなくあっという間に終わっちゃったよ。

高校の時も大会はそうだったけど、引く前の待ち時間は長いのに、引くときは一瞬なんだな、これが。

前日の夜に練習したときは調子がよかっただけに尚更悔しい。

振り返って何がいけなかったか理由を考えてみる。

よくない癖が出ていた

最近、手の内を研究して握り方を変えて調子が上がっていた。

だがこの時は、そのことをすっかり忘れて前の握り方に戻って引いてしまっていたように思う。(矢所が手の内を変える前と同じだった)

知らず知らずのうちに緊張していたのかもしれない。新しいやり方が、まだ身体に染み付いていなかった。だからこそ意識しないといけなかったのに、会場の雰囲気に飲まれて忘れてしまっていた。

初戦は苦い結果に

悔しくて、その日はいつもの道場に行って夜まで稽古した。次こそはいい結果を残す!

なお、ちょうど同じ日に連合審査があって、全然ダメだったから練習しに来た、という方がいてシンパシーを抱いたのは余談笑

11月の大会

先月の苦々しさを胸に迎えた11月の大会。

今回は、直前の練習から大会までに間が空いたこともあって、家でイメトレと素引きを重点的にやってみた。

またまた先月から手の内や身体の使い方を変えたところがあった。今回こそ本番でも同じように引くため、ポイントを意識して何度も繰り返す。

大会当日、順番待ちの控えでもイメトレをしながら、ポイントを再確認する。周りは気にせず、とにかく自分のことに集中する。どう引くか頭の中で何度もイメージする。

結果は……?

今回は一手坐射の2回繰り返しで、結果はこの通り。

一立目 ✕◯
二立目 ✕◯

というわけで4射中2中でした。どちらも早矢を外して乙矢が中るという結果に。

前回の0中から2中になったのはまず良かった。これだけでも大きな成長!

内容も、前回と比べて格段によかった。早矢でちょっと違うなと思った部分を乙矢で修正できた。前回は射を修正する暇もなかったけど、今回は会場に飲まれず自分の射を観察できた。

同時に、やっぱりイメトレって大事なんだなと思った。脳内で繰り返してポイントを忘れないようにするのと、本番直前に周りに飲まれないよう集中するためにイメトレは有効。(審査のときも役に立ちそう)

あの射をこうしていれば……というのはある。順位決定は3中以上だったので、惜しくも予選敗退という形になったのはちょっと悔しい。

まあでも、練習でも良くて的中50%というところなので、これが今の実力なんだと思う。実力なりの結果を出せたという意味では合格かな。

弓道の順位決定って格好いいよね

惜しかったな〜と思いながら、順位決定の射詰めを見守る。息が詰まる緊張感の中、パンッと気持ちのいい音がして「おおーっ」と歓声が上がる。

そうやって優勝するのは弓道人として憧れちゃうね。

あの場所に立てるように、今後もより一層精進しようと思いました!(あれ、感想?)


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