
最新刊
上田秀人さんの最新刊、百万石の留守居役シリーズです。継続中のシリーズで1番好きなシリーズでしだが、今回の17巻で終了です。
8年かけた自身最多巻のシリーズ。主人公は加賀藩士、連載開始時は幕臣以外を初めて主役に起用し、作者にとって画期的なシリーズでした。
主人公の役職は留守居役、他藩に対しての外交官的立場。他社の同役職の先輩からの理不尽や、格の違いで泣き寝入りしなければならない立場。中小企業の中間管理職の僕には、感情移入しやすい作品でした。
正論で、格上の留守居役を追い詰める様は痛快で、商売の参考にさせて貰ってます。
あとがきで、コロナの影響で取材が上手くいっていない事、少し休みたいとの事で次回作は未定とありました。
でも、作者の出世作の奥右筆秘帖シリーズの最終巻のあとがきで、続編の構想はあると書いています。同じ講談社で出版されたシリーズです。
しれっと奥右筆シリーズの続編が始まるはずです。知らんけど…