#9楽器の耳コピする時の神テク!
音楽をする人は、耳で音楽を聴いてコピーするという行動が必要です。
英語などの言語の習得にも耳コピは欠かせません。
ショークラブ生え抜き現役歌手の平山てりです。
音楽の場合は音程がかなり上下するし、リズムもいろいろなので、より難易度が上がります。
歌は比較的聞こえやすいので耳コピしやすいと思います。
バンド譜面を書く時など、ギターやベースを耳コピする事がありますが、歌で慣れすぎているので、なかなか聞こえないんです。そんな時の秘密テクがあります。
家で、あるいはスタジオで
スピーカーから音を出して聞くんです。何だそんな事かと思うでしょう?
音楽には定位というのがあり、楽器に応じて聞こえてくる場所があります。ステレオで聴いた時、ピアノは左の方で弾いていて、ギターは右の方、ドラムのタム回しは左から右に聞こえるというふうになってます。(曲によって多少違いはあると思います。)
その定位の位置を聞き定めたら、そこを「凝視する!」これです!!
人間の目と耳は連動していて、雑多な雑音の中でも、人の声を聞き分けられるという能力があります。
姿が見えず、声しか聞こえない。でも確かに友人の声が聞こえる。目で探して友人を見つけると、友人の声だけが増幅して聞こえて、まだ遠くにいても内容まで聞き取れる。人間はそれを無意識にしているので、実感はないかもしれません。
補聴器を使う方に聞くと、人間の目と耳のような機能がないので、友人の声と雑音が一緒に増幅されてしまい、とても聞きづらくうるさいそうです。父が補聴器を嫌がったのはそれが原因でした。(超高額の補聴器はそうではないそうです)
楽器の耳コピは、これで聞こえやすくなると思います。
はじめは少し練習が必要で、いきなりは聞こえてきませんが、繰り替え試してください。いつもよりは耳コピしやすくなるはずです。