失敗をこわがっているあなたへ
てりたまです。
監査法人で30年以上勤める間に、数々の失敗を重ねてきました。
今思い出しても赤面する失敗、自分のふがいなさに涙した失敗、関係者に大迷惑をかけてしまった失敗。
失敗には2種類あります。
「不手際による失敗」と、「挑戦した結果としての失敗」。
二つ目の「挑戦した結果としての失敗」、あなたは最近経験しましたか?
もし思い出せないようなら、挑戦をしていない、ということかもしれません。
失敗をこわがっているあなたへ、贈りたい言葉
今回は、そんなあなたの背中を押す言葉を紹介します。
I can accept failure, everyone fails at something. But I can’t accept not trying. — Michael Jordan
NBAのスーパースターだったマイケル・ジョーダン、若い人は知らないかもしれませんね。シカゴ・ブルズのスタープレーヤーとして、1991年から1998年の8シーズンのうち6シーズンを優勝に導く活躍。途中の94年と95年、野球をしたいからとNBAを離れていた間、ブルズは優勝できず、96年のフルシーズン復帰後また優勝し続けます。
そんなマイケル・ジョーダンも、高校バスケでは最初1軍に入れてもらえませんでした。悔しい気持ちを乗り越えて2軍で活躍、翌年1軍に昇格しています。
I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work. — Thomas A. Edison
ご存じエジソン。発明に失敗はつきものですが、電球の素材探しに苦労した末に京都の竹に行きつきました。
最近の話だと、ダイソン創業者のジェームズ・ダイソンは、5,126個のプロトタイプを作った末に掃除機の開発に成功しています。それだけ失敗したわけです。
まったくどうでもよい話ですが、エジソンが日本で知られるのがもっと後だったら、「エディソン」と呼ばれていたでしょうね。ディズニーを「ジズニー」と言うようなものなので。
If you're not prepared to be wrong, you'll never come up with anything original. — Sir Ken Robinson
ケン・ロビンソンは、創造性あふれる子どもたちを型にはめてしまう今の教育を痛烈に批判していたイギリスの教育学者です。
2006年にTED Talkで行った"Do schools kill creativity"というショッキングなタイトルのスピーチは、世界中で6千万回以上再生されました。半分くらいイギリス流のジョークですが、熱い思いにあふれた講演で、上記の言葉もこのなかで言っています。
IMPOSSIBLE IS NOTHING — Adidas
アディダスが長年使っている広告のコピーです。2004年に日本でこれを使ったポスターがグッドデザイン賞もとっています。
昔からある表現、"Nothing is impossible."が下敷きになっています。
"Nothing is impossible."は、「(私には)不可能なことなんてない」とちょっと傲慢に聞こえる言葉です。
アディダスの"Impossible is nothing."は言葉をひっくり返しただけですが、「不可能と他人は言うが、私には関係ない」と強がりをいって虚勢を張りながら難しいことにチャレンジしている姿、と解釈しています。
監査法人のパートナー就任時に座右の銘を聞かれ、これを答えました。
もっとも、アディダスジャパンは、これを「『不可能』なんて、ありえない」と訳していて、微妙なところですがどうも気に入りません。
すいません、独り言です。
I’ve missed more than 9,000 shots in my career. I’ve lost almost 300 games. Twenty-six times I’ve been trusted to take the game winning shot and missed. I’ve failed over and over and over again in my life. And that is why I succeed. — Michael Jordan
再びマイケル・ジョーダン。
失敗したからこそ、成功できた。
勇気づけられる言葉です。
終わりに
名言を解説するのは、野暮というか、邪魔ですね。
皆さんには、もう一度原文を見返して、味わっていただけると幸いです。
最後にもう一つ。
Yesterday you said tomorrow. — Nike
どうか、たくさん挑戦し、失敗し、成功をつかんでください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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これからもおつきあいのほど、よろしくお願いいたします。
てりたま