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桜の花の下に長く居ると気がふれると言うけれど、あながち間違いでは無い。
サクラの花粉にはエフェドリンと言う麻薬成分が含まれている。興奮剤、ドーピング検査で引っかかるやつ。
ちなみに、樹の皮を乾したものを桜皮(オウヒ)といって、これを3~5グラム煎じて食中毒、下痢止め、胃腸カタルなどに利用されているんだってさ。
薬効は含まれるタンニンの収斂・殺菌作用によるもの。咳止め、痰切りの妙薬ともなる。その抽出エキスはブロチンの名で呼ばれていて、現在でも咳止めのシロップ剤などに配合されている。
その有効成分はサクラニンなどのフラバン配糖体(樹皮に含まれる殺菌・消菌作用をもつ成分の仲間)。また、煎剤を外用に用いて、皮膚湿疹や打身の治療に利用されている。
花は塩漬けにして、茶の代用とされ二日酔に効力を発揮し、葉は桜餅の包装に用いて、独特の匂いと防腐効果がある。これはクマリン(サクラの匂い成分)がもたらしてくれる作用によるもの。
※クマリン (coumarin) とは
桜の葉に代表される植物の芳香成分の一種。
ラクトンの一種で、芳香族化合物である。バニラに似た芳香があり、苦く、芳香性の刺激的な味がする。桜湯や天然のオオシマザクラの塩蔵葉を用いた桜餅の香りはこれらに含まれるクマリンなどによるもの。
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