EC2 Ruby/Rails 環境構築
設定用のツールをインストール
・yumコマンド
Linuxにおけるソフトウェア管理の仕組み。yumコマンドを利用することで、yumの管理下にあるプログラムのバージョンを管理したり、一括でアップデートしたりできます。
・Linux
OSの一種。WindowsやmacOSと同じOSの仲間。
・パッケージ
Linuxが採用しているアプリケーションの配布形態。LinuxOS下における、ある役割/機能をもったプログラムの集合です。ソフトウェアとも、ライブラリとも呼べます。
パッケージをアップデート
ターミナル(サーバー)
$ sudo yum -y update
# パッケージをアップデート
$ sudo yum -y install git make gcc-c++ patch libyaml-devel libffi-devel libicu-devel zlib-devel readline-devel libxml2-devel libxslt-devel ImageMagick ImageMagick-devel openssl-devel libcurl libcurl-devel curl
# その他環境構築に必要なパッケージを諸々インストール
・sudo(スードゥー)
主にUNIX系OSで用いられるコマンドおよびプログラムの一つ。現在のユーザーのまま他のユーザーに成り代わってコマンドを実行することができる。
・-yコマンド
yumコマンドのオプション。yum install などのコマンドは、インストールして良いのか [y/n]のようにYes or Noが問われます。この場合Yを押してEnterを押せばインストールが行われますが、-yを設定する事で全ての問いに自動的にYesと答えるように設定します。
Node.jsをインストール
・Node.js
EC2上でJavaScriptを動かす為にインストールします。
後のデプロイに向けた作業中に、CSSや画像を圧縮する際に活用されます。
ターミナル(サーバー)
$ sudo curl -sL https://rpm.nodesource.com/setup_6.x | sudo bash -
$ sudo yum -y install nodejs
rbenvとruby-buildをインストール
rbenvとruby-buildは、Rubyのバージョンを管理する際に組み合わせて使うツール。Rubyのインストール前に、インストールしておく必要があります。
・rbenv
Rubyのバージョン管理を切り替えるツールです。使っている環境全体のバージョンだけでなく、ディレクトリごとにバージョンを設定することもできます。
・ruby-build
rbenvのプラグインの1つ。rbenv installというRubyのバージョンをインストールするコマンドを提供しています。rbenvをインストールする際に、セットでインストールします。
ターミナル(サーバー)
$ git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv
#rbenvのインストール、gitからrbenvをクローン
$ echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
#パスを通す。パスを通すとは、どのディレクトリからもアプリケーションを呼び出せる状態にするということ。
$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile
#rbenvを呼び出すための記述
$ source .bash_profile
#.bash_profileの読み込み。設定したパスの読み込み。
$ git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
#ruby-buildのインストール、gitからruby-buildをクローン
$ rbenv rehash
#rehashを行う。使用しているRubyのバージョンにおいて、gemのコマンドを使えるようにするために必要。
Rubyをインストール
自身のアプリケーションで使っているRubyのバージョンによって適宜変更してください。ここでは、2.5.1をインストールします。
ターミナル(サーバー)
$ rbenv install 2.5.1
$ rbenv global 2.5.1
$ rbenv rehash
# rehashを行う
$ ruby -v
# バージョンを確認
以上で、EC2インスタンス内の環境構築が完了!!