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SFCスピリッツ2020


なんか意識が高そう 

そんな理由で昨年履修をしなかった。
だけど、履修している友達から、シータ館(SFCの大教室)でドローンレースしたんだよ!すごくない?楽しかったー!
と聞いて、え!やばなにそれ!ってなった授業。

第一回目の授業からものすごくアットホームだった。授業を教授とOB、OGが支えていてオンラインでも楽しく受けられる授業だった。

私にとってSFCというのは、「SFC」。湘南藤沢キャンパス。大学はどこか聞かれて、慶應義塾大学よりも私の方から出てくる「SFC」という単語。みんなが、「SFC生」だと強く感じることができる教授、授業、施設、環境。そんな湘南藤沢キャンパス。一度訪れてみて。SFCにはたくさん先輩がいる。「SFCスピリッツ」という授業はそんな素敵な先輩の話を聞いてSFC精神について考える。

第1回目 今村久美さん

ほかの授業でも今村さんのお話を聞いたことがあったが、必ずしもというわけではないが、やはり子供にとって学校が居場所なのだなと感じる。オンラインを活用した居場所づくりは本当に素晴らしいものだと感じた。私自身、東日本大震災発生時、2ヶ月ほど学校に行けず、避難所生活を余儀なくされた。あれから9年。こうして新型コロナウイルスの影響で、また学校に行けなくなる子供たちがいることがものすごく悲しかった。だから、休校を余儀なくされた子供たちへのオンラインの居場所づくりの話を聞いた時はすごくすごく嬉しかった。

第2回 渡邊康太郎さん

創造がキーワードになっているお話だった。
全ての出会いが、偶然だったかどうかなんて後からしかわからない。そして偶然は「運」ではないということ。なんとなく考えたり、想像したりする、その弱い意志こそが偶然を引き寄せる。

第3回 閑歳孝子さん

閑歳さんは「SFCらしさとは多様であること。」と話してくれた。
私は高校生の時、SFCの多様なところに惹かれた。今はもうご退職されている先生があるエッセイに、SFCとは豚汁だ。様々な具材が、味を出し合う。一つ欠けても美味しくなくなる。と書いていて、すごく納得したのを覚えている。

第4回 千葉功太郎さん

10年後のニューノーマルを考える。
毎回事前課題を提出するのだが、私のニューノーマルは場所や時間にとらわれないで、大学の講義を受けられるというあまりにもノーマルな回答をしてしまった。しかし、私は地元である岩手県からどうにかSFCの授業を受けられないものかと昨年1年間悩み、大学の体制に絶望していたところだった。そんな中の前期全オンライン授業。様々な問題を抱えているが、去年私が望んだ地元で授業を受けるという願いが今こうして叶っている。1年後ですらこうして変わる世の中を私たちはどう生きていくのか、考えさせられた。

第5回 柳澤大輔さん

「面白法人カヤック」そのキャッチーなロゴと広告で記憶していた。本当に面白いに凝っていて、アイデアマン。人を楽しませるためにまずは自らが楽しむという精神が本当に大切だな。と感じた。作業に感じていた仕事も楽しく感じられるようだった。

第6回 門松貴さん

お堅い職種の人だな。と思っていたが、門松貴さんは「新しいものを作るために壊す」と話してくれて、おどろいた。人はなんでも決めつけたがる。その決めつけたり、決めた枠の中で生きて行こうとする。その枠に囚われないで生きようと思ったお話だった。

第7回 松尾拓哉さん

松尾さんは「自分を信じることが1番大切。自分に自信を持つんだ」と話した。大人になるとこれが1番難しくなるらしい。わたしは本当に自分に自信を持つことが難しくなった。それはいつの日からか、時期はわからない。それでもなんとか自己を確立して生きて行こうと必死だった。だけれど、松尾さんは焦らなくていい。自分のタイミングがある。と言ってくれた。その言葉は本当に心に残った。今目の前のことがうまくいかなくても、先に見えるものがある。そう思えた。

第8回 江渡浩一郎さん

「SFC生の使命は、未来からの留学生であること」
何か想像していたものがあっても、いざそれが現実にできると当たり前になってしまう。
当たり前の怖さを教えてくれた。自らで道を切り開く。

第9回 平尾丈さん

社会の問題は授業で解決と話した。SFCのモットーは問題発見・解決力を身につけることだ。だから授業でもタイムリーな社会問題を取り上げたり、社会問題についての授業が開講される。これは本当にSFCの面白いところ。

第10回 小林正忠さん

小林さんの「人生の主人公はいつも自分」という一言がとても熱かった。
小林さんのいうSFCスピリッツとは「ないんだったら作ればいい。今までやったことがある人がいないんだったら自分がやる」

第11回 駒崎弘樹さん

「人のことを気にしてはいけない。5年後には意見が180度変わることもある。」と話してくれた。私たちは社会を変える力がある。履修者全員でそう強く信じた時間だった。

SFCスピリッツ

他力本願ではない人の集まり。
願えばどうにかなるのではなく、自らが行動することで解決したり理解したりする。


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ゆき
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