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はじめまして、創作系寺嫁*ゆかともうします。
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みなさま、はじめまして。
創作系寺嫁の「ゆか」と申します。
みなさまは、NOTEに投稿したことはおありでしょうか?
私はこれが初めてです。
なんなら見たこともありませんでした。
が、公式HPを見させていただいて、「これならできそう!」と思った通り、ページを作って最初に現れた案内に、こう書いてありました。
「初めての投稿をしてみよう。初めての記事は、自己紹介や、これからやりたいことを書くのがおすすめです」
なるほど!!
何から書いたものやらと思っていた私に、大変ありがたい助言です。
ということで、自己紹介と投稿していく予定の記事について、少しばかり書いていこうと思います。
わたしは、いわゆる「寺嫁」と言われる立場におります。
三重県四日市市にある小さなお寺の、副住職の妻をしているということですね。
私たちの宗派では「坊守(ぼうもり)」と言うそうです。他でいうと、「お庫裏さん(おくりさん)」とかいうところもあるそうです。
NOTEのページを作るにあたり、さてなんと名乗ったものかと考えましたが、「坊守」は馴染がない人が多いだろうということで、見て分かりやすい「寺嫁」となりました。
さて、なぜ「創作系」なのかと申しますと、何かを作ることが大好きだからです。
かれこれ20年、小説を書いております。切り絵と刺繍と裁縫と……その他さまざま、とりあえず日々何かを作り続けております。
そんな私ですが、四年前にご縁をいただいて結婚するまで、私は全く、お寺とは縁遠い生活をしておりました。
よく、お寺に嫁いできたと言うと、「ご実家もお寺さんなの?」と聞かれますが、とんでもない!
どちらかと言えば、観光に行くなら神社を選んでしまう神様好きでしたし、生まれも育ちもごくごく普通の一般家庭。
専業主婦の母に、サラリーマンの父。二匹のラブラドールと年の離れた妹がひとりというありふれた家族構成です。
それに対して夫のともみさんはといえば、生粋のお寺の子です。
お寺の長男に生まれ、後継ぎとして育てられました。
なんと、養子続きだったために、寺で生まれた子としては実に百年ぶりの子どもだったそうです。
なのでもちろん、お坊さんになるための大学に進学しました。現在は副住職を拝命しております。
しかしながら、ともみさんの特技がすごいのです。
私は「創作系寺嫁」を名乗っておりますが、我々合わせて「創作系夫婦」でもあるのです。
好きこそものの上手なれ、とはよく言ったもので、独学で絵を学び、味のある良い絵を描きます。
私は絵の才能はからっきしですので、羨ましい限りです。
私が書いた小説の挿絵を描いてもらってご満悦♪みたいな日々を過ごしていたある日のことでした。
夫のともみさんの絵をInstagramでご覧になった方に、
「御朱印はしないのですか?」というお声をいただいたのです。
いくつか重ねてお声がけをいただいたものですから、まあ、試しにやってみよう。誰も来なかったら来なかったときだ!と覚悟を決めて(その時の覚悟は、参拝者様が誰も来ないという覚悟でした)、いざ募集してみたところ、皆様、ありがたいことに、行きたいと言ってくださる方が多数おられたのです。
さらにありがたいことには、増えていく数々の絵柄を楽しみに、毎月通ってくださる方が多かったことでした。
(参拝記念絵は、完全予約制にて承っております。担当者不在のことが多いため、電話もご遠慮ください。詳細はInstagramにて掲載しております)
かくして、今年の六月で四年目となります、「参拝記念絵」なのですが、これが案外とっても素敵。
せっかく素敵な絵を描いたのならば、もうちょっといろんな人に見てもらいたいと思うのが妻心。
しかし、ただ絵を見てもらうだけだったら、今までのInstagramと何ら変わりはない。
どうせなら、お寺だからこそできるコラムのようなものも載せてみればどうだろう?
かわいい絵なんだから、ちょっとした詩でも載せてみたらどうだろう?
せっかくなら、ほっと心が休まるような、人に寄り添えるものが作りたいね。
だってここにいるのは文字書きなのだもの!!!
そんな話をしていると、知人にNOTEを使ってみるのはどうかとアドバイスを受けました。
と言うわけで、こうして書かせていただいております。
これからやりたいことは、様々ありますが、まずはみなさまにともみさんの絵を見ていただいて、そのついでに、ちょっと仏教について知ってもらおうというのが目標です。
そんなに難しい話は書きません。だって私も勉強中なのです。
ですから、毎日大変だなぁ、ちょっと心を休めたいなぁ、全然別のことを考えて、ぼーっとして癒されたいなぁ。みたいなときに、この記事のことを思い出してもらって、ほっこりできるような記事にしたいと思っています。
「なるほどねぇ」「ふーん」でいいのです。
いつもたくさん、たくさん頑張っておられる方が多いこの国で、仏教といういつもとは違った考え方を知ることで、少しだけ心が軽くなってもらえたらな、と思います。
みなさんが、忙しい日々の中でほっとできるような作品をお届けできますように。
おそらく、年で一番忙しい人が多いであろう、年度末・年度明けのとある日に。
みなさまと良いご縁がいただけますように。