「コスパ」の良い医学生の過ごし方 M2編

こんにちはてらやみです。
前回はM1のコスパ生活を簡単に考察してみました。今回はM2編です。

以下前回より再掲です。
多くの医学部は
M1~2*:教養+基礎医学
M3:臨床医学
M4:臨床医学+CBT+実習
M5~6:実習
のように進んでいくと思います。CBTについてはM3でやる大学もありますが、今回は多数派のM4に合わせて考えていこうと思います。M5,M6の生活について筆者は存じ上げないので今回は割愛です。
*ここでは医学科○年をM○と表記しています。

M2 基礎医学編

M2ですべきことは
・試験を本試験で通す
・勉強仲間を見つける
です。

M2は多くの大学で鬼門となる年です。試験を乗り越えるのが大変、一番留年しやすい、そもそも授業の内容がわかりにくいなどなどの理由があります。知り合いの先輩は「M2だけは二度とやりたくない」と仰っていました。

解剖、生理、組織、発生などなど、先人の研究の結果我々現代人は覚えることが膨大になってしまいました。これはお辛いですね。
解剖実習や組織学実習など、実際に手を動かす実習も増え、気づいたら一週間、一ヶ月が過ぎているなんてことも。自分の時間、休日を確保するためにはすべての試験を本試験で通すことが重要です。「本試は模試、再試が本試」という迷言があります。科目によっては再試の方が難しくなったり、救済措置が一切認められない場合もないとは言い切れません。
ぼくはM2で再試を受けたときは試験勉強をしているときから
「これを落としたら留年」
というプレッシャーとストレスに押しつぶされそうでした。精神衛生的に全く良くないので、本試の勉強はどんなにやる気がでなくてもやれということを伝えておきます。

また、M2からの試験は質的・量的に重くなり、かつ日程も厳しいことがしばしばあります。試験からの日にちを逆算し、計画的に勉強を進めましょう。しかし人間は自分に甘いものなので、一人では捗らないことも多いです。自分の周りで仲の良い人3~4人のグループを作り、勉強の進捗を報告し合うと良いと思います。あの、まあ、ぼく一人だったんであんまそういうのなくて気づいたら前日とかになってたんですけど。
試験をほとんど落としていない人はだいたい一緒に勉強する機会があったようで、互いに勉強の進捗を確認したり、問題を出し合って知識の確認をしたりしていました。
勉強において一番知識が身につくのは他人に教えるときだそうです。効率的に勉強するなら他人に教えるように勉強するのが良いでしょう。

肝心の勉強法についてですが、これは人による+大学によるというのが大きいため、一概には言えません。ただし、過去問がある場合はそれを最優先に攻略しましょう。過去問に出されている問題は「重要だから」問うている問題が多分に含まれています。そして「重要な」問題は複数回出題される可能性が高いのです。仮に出題されなかったとしても、その科目において重要な知識であるので勉強をして損はないと思います。3~5年分集まれば十分だと思います。赤本みたいですね。

周りが勉強を始めたタイミングで同じような勉強をするというのが試験突破のコツです。もちろんその「周り」に依存しますが、同学年と似たような成績を取っていれば試験に落ちるというのはほぼありえません。ひたすら平均を狙っていきましょう。

気が向いたら続き書きます。

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