障害あるから掃除は嫌いってことにしていたけど…
世の中のムードに影響されやすいので、年末になると掃除をしたくなる。
今年も、普段ほぼ汚部屋に住んでいるのに、にわかに大掃除を始めた12月26日の私。
大掃除にまつわる色々を、思いつくままに書いてみる。
構成も目次も主張も結論もなにもない感じで。あしからず。
*****
今年は、思い切って普段手を付けないところに挑んでみた。
まず、台所の換気扇の掃除。
そして、風呂場のカビ取り。
勢いついて、トイレの換気扇。
いやー。頑張った。
年に一度乗るかどうかという脚立に、この時ばかりはよじ登ったよ。
そうそう。2024年にお迎えした掃除機。充電式のスティッククリーナー。とにかく軽さで選んだやつ。
これが大活躍!
片手に掃除機をもって脚立を上がれちゃうのですよ!
多分健常の人には分かりにくいこの感動。
通常「屋外車いす利用で屋内歩行は可。階段の上り下りは非常時でもなければしません。」という私だから味わえるこの感動。
しかも、握力3~5㎏。そんな私でも持って脚立を登れて、脚立の上で掲げて換気扇の埃を吸える掃除機に、どれほど感動したことか!
24時間回しているトイレ換気扇の埃はすさまじかった。
常々、埃が溜まっている感じするな~と思いつつ見ないふりをしていた換気扇を、ようやくスッキリできた!
気持ちいいし、すごい達成感。
ちょっと自信が付いちゃって、これならエアコンのフィルター掃除もできるぞ!って気分になっている。(ええ、掃除していないの。エアコンの効きが流石に悪くなっている気がするのよね。)
キッチンのコンロの上の換気扇掃除は、この家に住むようになって初めて自分でやってみた。
正確には二世帯住宅の親世帯のキッチンなんだけど。
2,3年前に業者に掃除してもらったので、汚れは大したことはないだろう。老人世帯でそんなに油を使う料理をするわけでもないし。と舐めていたら、なかなかの油汚れ。ぎゃー。
キッチンマジックリンの威力も認識したわ。
すんごい油が溶ける。
油汚れの酷さにぎゃーぎゃーいいながらも、それが落ちていくのが楽しかったりして。
今まで割と環境負荷の小さそうなエコ洗剤や重曹などを使っていたのだけれど、今回は地球環境より目の前のピカピカを優先してしまった。
がっつり塩素系漂白剤(ハイターとか)を使い、マジックリンも使い、その威力に感動。
ありがたいことに皮膚は丈夫で、市販の手袋が合わない(指が短い)手をしているので、これまで掃除はずーっと素手で行っていた。手袋の邪魔くささがどーしても嫌で。
が、今回二日間ジャバジャバと漂白剤などを使いまくって掃除したので、流石に手荒れの予感が。
そこで初めてニトリル手袋なるものを使ってみた。
意外に使えた!
素材に柔らかさがあるので、指がものすごく余っていても結構作業できる。薄くて感触もいい。
「使える」と思える手袋との出会いも嬉しかった。
磨けばどんどんピカピカになっていくのが楽しくて、
綺麗になった空間の心地よさと、自分の頑張りに、満足して、
大掃除は、なんだかとっても楽しかった。
急かされることもなく、自分のペースで納得いくまで作業できるのも楽しかった。
身体が利かないので、多分すごく時間をかけてちょっとづつ作業していると思うんだけれど、午後中掃除していて、夕食後もあちこち拭いたり洗ったりし続けて、親に止められたくらいにして。
多分私は好きなことに対して没頭する力はある。曼荼羅だって寝食忘れて何時間でも描き続けるときがある。
今回は、掃除にそれが出て、とにかくずっと掃除していたくて仕方なかった。
また、気になる汚れはいくらでも次々と見えてくるんだな(笑)
掃除にのめり込む勢いにはなかなかのものがあった。のではないかしら。
同居の老親に、何度「もういいから」と言われ、呆れられたことか。
でも、楽しいからやりたくて仕方ないのだ!
実は私ってば掃除が好きなのでは?
それにしては、自分の部屋は散らかりまくっているし汚い。
それは、私は「こまめに」「コツコツ」「継続的に」が大の苦手だからなのだわ。部屋をきれいに保つには、時々ドカンと大掃除をするより日々ちょっとづつ片付けて汚れを溜めないようにする習慣の方が大事なのよ、多分。
そして、私は色々物を持ちすぎている。収納しきれないモノがあふれているし、そこに埃も汚れもたまる。
身体を動かすのが苦手だし嫌いなのもいけない。ごみをまとめるのも、出したものを戻すのも、億劫がっていては部屋は荒れる一方なのよ。
そんな荒れた部屋にいるので、私は掃除ができない自分だと思い込んでいたのだけれど、
ひょーっとして、掃除、好きかも。
自分でどんどん綺麗な状態にしていくの、楽しいかも。
2025年は「私は掃除が好き」という思い込みで生活してみよう。
何かが変わるかもしれない。