見出し画像

車椅子乗り物旅② 飛行機編

こんにちは。寺山瑞穂です。

旅行の時、車いすでどうやって交通機関を利用するか?のお話。飛行機編。

いつどこに行ったか?私の障害の条件は?などは「①旅行の概要」で。



3月7日 飛行機から富士山が見えました

車椅子はどうするの?

飛行機に乗るときは、自分の車椅子はスーツケースなどと同様に預けて運んでもらいます

その間は航空会社(空港?)の車椅子に乗り換えることになります。この間は航空会社のスタッフが介助してくれます。基本チェックインカウンターで乗り換えるのですが、空港内で買い物をしたい時などギリギリまで自分の車椅子を使わせてもらうこともできます。その際は、搭乗口改札のところで車いすを乗り換えるか、機体の入り口まで行って乗り換えるのか、希望に合わせてもらえます。到着空港では、ターンテーブルがある荷物を受け渡しするロビーで自分の車椅子を返してもらい乗り換えます。こちらも希望すれば、機体の近くまで自分の車椅子を持ってきてもらgaうこともできます。

寺山は自分で車いすを漕ぐのは苦手なので、極力押してほしい人です

 でも、航空会社の車椅子は介助者が押す設定で作られているもので、これに乗っちゃうと寺山は自分では1㎝も動けなくなります。方向転換もできない。それも不便。

色々やってみた結果、乗るときは改札のところまで自分の車椅子で移動してそこで乗り換え、下りるときはロビーまで連れて行ってもらいそこで乗り換えるのが、一番快適だというところに落ち着きました。空港は広くて、搭乗口改札まで自力で行くのはだいぶ大変なんだけど。(お友達が一緒で、ここで押してもらえると、ほんと助かります。)
ふらふら歩きまわっている時間がないときは、チェックインカウンターで乗り換えて、空港内はずっと介助してもらいます。保安検査場なども一緒に行って手伝ってくれるので、楽ちん。ありがたいです。


ANAのHPより(JALは違う形していたなあ)

飛行機の機体に乗り込むとき

大きい飛行機なら空港の建物からブリッジが伸びて直で入れるので問題ないのですが、小さい飛行機やLCCなど離れた所にある機体にバスで移動するタイプありますよね。

そういうときは、まずバス貸し切りで(私一人だけ乗せて)飛行機に移動してくれます。そして機体のそばでリフトのようなものに乗せて持ち上げてくれます。この時はすでに航空会社の車椅子に乗り換えているのですが、この車いす、手すりと大きい車輪が外れて、機内の通路を通れるようなほっそい車いすになるんですよ。そのほっそい車いすがギリギリ乗るくらいの幅のほっそいリフトで持ち上げてくれるのです。で、自分の席のすぐ横まで運んでくれるの。

ブリッジで直に行けるときは、私は機体の入り口で車いすを下りて機内は歩いていきますが、必要ならやっぱりタイヤを外してほっそい車いすを機内まで動かしてシートに横付けしてくれます。

どちらにしても、この段階では全部空港の職員さんが介助してくれて、私はおとなしくしているだけです。坂になっている長いブリッジも全部押してくれます。まあ、空港車椅子に乗っている時点でもう自分では動きようがないんだけどね。


ANAのHPより。ガッコンってこうやって外せる。
ほっそい車いす状態。

座席も、一番移動が少なくて済む席(エコノミークラスの一番前)を使わせてもらえます。希望があれば聞いてもらえる感じ?

優先搭乗で一番先に乗せてもらうので、並んで乗る必要もないし、立っている時間は最低限にしてもらえます。

一番先に乗せてもらえるけど、下りるのは一番後になるので(空港の車椅子持ってお迎えに来てもらうので)、長い時間機体に乗っていることができると言えるでしょう

お手伝いいただくと何かと時間がかかるのは仕方がないことですね。


チェックイン

こう色々とお手伝いをしていただくことになるので、チェックインは有人のカウンターでします。

大きい空港では「特別なお手伝いが必要なお客様カウンター(スペシャルアシスタンスカウンター)」があるので、そこに行きます。

そこで、利用条件を確認し、何を介助するかを決め、座席も選び、小面倒くさいことを全部決めてくれます。ちゃんと私の希望も聞いてもらいます。



ぶっちゃけ、飛行機は何にも困らない。

めちゃくちゃサービスがいいので、この「特別なお手伝いが必要なお客様カウンター」にさえ行けば、あとは全部進みます。自分が頑張る必要ありません。

私が頑張るのは、チェックインに時間がかかるし早く搭乗改札に行く必要があるので、時間に余裕をもって行くことくらいです。


飛行機に乗ると、あんまり大事にしてもらえるので、自分が偉い人になったんじゃないかと勘違いしそうになるくらいです

飛行機、快適。


空港から地下鉄とか公共交通機関で移動するときは、その改札まで(自分の車椅子に乗り換えた後でも)職員さんが送ってくれます。

迷って右往左往する心配がないので、そして(くどいけど)自走が苦手なので、これはほんと助かります。


地元福島空港LOVE

今回は、地元の福島空港を使いましたが、私は福島空港が大好き。

なぜなら駐車場無料でずっと自家用車を停めておけるから~。

福島空港でなければ、新幹線+電車で東京(羽田か成田)、あるいは同様に仙台空港を利用することになるのですが、この電車などの乗り換えが面倒くさいので、極力車で利用しやすい福島空港を使いたいのです。

金額も高いし、何より札幌行きと大阪行きしか出ていないので乗り継ぎ必須で、大分不便なのですが。

それでも自分の車で行ける快適さを取りたい私。

空港が小さくて移動が簡単なのも嬉しい。


今回伊丹ー福岡間の機体は、楽天イーグルス仕様でした。

機内の放送も楽天イーグルスの曲。

指が入っちゃった。そのほっそい車いすで上げてもらうリフトから撮りました。


詳しくはこちらのANA動画を

車いすで飛行機に乗ることの分かりやすい解説動画は、以下のANAのHPにあります。
このページの画像もこちらからのものを使わせてもらいました。

飛行機での車いすのご利用、歩行の不自由なお客様へのご案内|ANA



←①今回の旅の概要 | ③電車編→


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?