異界への扉
諸星大二郎の企画展、異界への扉へ行ってきました。
来週末までやってると思いきや、今週末で終わりだったので、急遽半休を取ってみてきました。
かなり面白かった!
情報量が多過ぎて後半疲れるくらい内容が濃かった。
面白いなーと思って何となく読んでた作品も、これを生み出すのに想像もしていなかったほどのインプットがあったんだなと感じさせられた。
結局思いつくところから、発展させて締めるところまでの全てがインプットなしに完結するわけではなくて、いろんな方面からの影響を受けて世の中に出てきているんだな。
そこでアウトプットしたものがウケるかは個性とか才能によるんだろうけど。
題材になっているものの知識を得てから作品を読むともっと楽しめそう。
展示してあった原画も良かった。
特に『闇の客人』の鬼踊りでモノを異界に送り返すシーンと、『孔子暗黒伝』の御社口が開くシーンと、『生命の樹』でぱさいそに行くシーン。
印刷されたのもとはまた違うエネルギーというか迫力を感じたし、そのシーンの物悲しさとか勢いが伝わってきた。
『生命の樹』は本当に良かった。今まで死ねずに地下で蠢いていた者たちが重なり合って昇天していく様に感動した。
入り口に拡大したものが貼られていたのも良かったわ。
見開きページは本として閉じられるときに見づらくなっちゃうよなぁ。
読んだことのない作品も結構多かった
『失楽園』『諸怪志異』とかとか
読んでみたくても絶版になってる作品も多いんだな。
全部kindleで配信してくれたらいいのに。
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