運動と禁煙よりも寿命を延ばす方法が判明!
定期的な運動や禁煙が身体に良いことは知っている人が多いと思います。
ですが、これらよりも「ある考え方」が寿命の延伸に影響することが明らかになりつつあります。
今回はそんなお話。
健康的な生活は寿命を何年延ばすか?
とある論文では以下のような結果が示されています。
意外と短いな…というのが正直な感想です。
僕はタバコを吸いませんが、
「2年長生きしたかったら禁煙した方がいいよ」
と言われて禁煙を始める人ってあんまりいないんじゃないかなー笑
年を取ることを前向きに考えると寿命が7年半延びる
一方で、
年を重ねることをポジティブに捉えている人の寿命は、それ以上に延びると言われています。
凄いですよね。7年半です。
詳しく見ていきましょう。
健康であろうと自己摂生することはもちろん大切ですが、
同じくらい歳を重ねることを前向きに捉えることも身体に影響する。
では、それはなぜなのでしょう?
将来に対する希望が寿命を延ばす
これは私見ですが、歳を取ることでもっとも増えるのは経験だと思います。
それは新しい知識かもしれないし、技能かもしれないし、初めての体験かもしれません。
昨日まで知らなかったことを知る。
去年まで出来なかったことが出来るようになる。
これまでしたことのないことをする。
そうして抱いたポジティブな感情が、
未来への、一年後の自分に対する期待へと変わってゆく。
つまり、歳を重ねることにポジティブな人は成長志向が強い人、と言えるのではないでしょうか?
そういった人達は毎日を丁寧に生きていると想像できます。
きっと「今日したいこと」を持っているはずです。
そりゃあ、健康的ですって。
付け加えるなら、
幸福度指数を一番上げるとされる人付き合い、
すなわち他者との交流頻度も、成長志向が強い人ほど多くなっているのではないでしょうか?
成長を見るのが楽しいのは自分だけとは限りません。
子供や孫や、後輩、部下が成長する姿を見守ることだって立派な成長志向の一つだと思います。
他者のために何ができるのか?
を考えている人って、やっぱり健康的な気がします。
おまけ
健康的な習慣によって10年以上も寿命が延びる、と報告している文献もあります。
これにポジティブ思考が加われば最強じゃね?笑
【参考文献】
Yale News;Thinking Positively About Aging Extends Life More than Exercise and Not Smoking,
https://news.yale.edu/2002/07/29/thinking-positively-about-aging-extends-life-more-exercise-and-not-smoking
ケリー・マクゴニガル;スタンフォードのストレスを力に変える教科書,大和書房,2019