ラジオカラオケ道楽
あ「先日ね」
い「はいはい。いきなり入りますね」
あ「あ、ごめんなさいね。ラジオカラオケ道楽の時間です」
い「はい、こんばんは。先日、どうしたんですか」
あ「カラオケで「サンタモニカの風」を聴いてたんですよ。そうしたらね、映像がちゃんとサンタモニカなんですよ」
い「へぇ~。まさか本人映像が期待できない曲でわざわざ現地、というのは珍しい」
あ「で、もう1つ、サンタモニカを舞台にしたこれを」
思いきりアメリカン 杏里 竜真知子、杏里 小林武史 佐藤準 1982
い「残念、DAMではサンタモニカ、出てきませんでした」
あ「もう一回、ジョイサウンドで歌ってみないとね」
い「次は天地真理、いってみましょう」
あ「DAMでは25曲配信されてますね」
い「人気順が示されてますけど、「愛のアルバム」って「恋と海とTシャツと」よりも人気あるんですね」
あ「へぇ、意外」
愛のアルバム 天地真理 山上路夫 森田公一 森田公一 1975
い「いい歌詞ですよね」
あ「ね。しかもタイトルもいい。タイトルも山上先生が付けたんでしょうかね」
い「wikiによると「天地自身のシングル曲でオリコンチャートにおいて週間20位以内(最高15位)へ入ったのは、現時点で同曲が最後」だそうです」
あ「天地真理といえば「ひとりじゃないの」、北海道と言えば札幌、みたいな感じですけど、函館も旭川も素晴らしいのと同じで、他の楽曲もいいですね」
い「「あまちまり」と入力すると、「アマチュア無線」が出てくるのは、「りゅうまちこ」と入力しようとすると「リュウマチ」が出てくるのと同じくらい面白い。プチ情報です」
真剣(ほんき) 田村英里子 松本隆 筒美京平 新川博 1989
い「ヒロリン、トロリンの次はエリリンですか」
あ「田村英里子さんも萩田、馬飼野康ちゃん、井上忠夫、上田知華など、作家陣がいいですね」
い「80年代アイドルは、70年代アイドルほど「外れ曲ないじゃん」というわけじゃないけど、掘り下げがいが意外とあります」
笑顔のゲンキ SMAP 森浩美 馬飼野康二 船山基紀 1992
あ「まさかこの番組でSMAPの曲が流れるとは…」
い「感慨もひとしお、ってか」
あ「ってか、って」
い「最近ね、初期のSMAP作品にある、馬飼野康二作曲を聴いてるんです」
あ「編曲も船山先生ですから、思い切り歌謡曲ですね」
い「次はユーミン、みゆき対決いってみましょう」
おもいで河 中島みゆき 中島みゆき 中島みゆき 若草恵 1978
い「これはね、桜田淳子バージョンで聴いて、いいなと思ったんですよ。それは高田弘アレンジ」
あ「70年代アイドルのカバー曲って編曲高田弘、多いですよね」
い「南沙織の「雨の御堂筋」とかもそうですね」
あ「あれがまたいいんですよね」
い「桜田淳子の「化粧」が再評価されてるみたいですけど、桜田淳子の中島みゆき曲も素晴らしい」
帰愁 研ナオコ 松任谷由実 松任谷由実 鷺巣詩郎 1985
あ「もちろん、中島みゆき作品といえば、研ナオコなわけで」
い「いきなり北の国からですから」
あ「万景峰号が~」
い「そっちの北の国?」
あ「お約束です」
い「最近、お約束、というのも聞きませんね」
あ「研ナオコさん、唯一のユーミンA面曲」
い「ディスコグラフィーをみたら、谷山浩子作品も歌っています。しかし、研ナオコのバラード曲は難しい」
ただ君を待つ 馬場俊英 馬場俊英 馬場俊英 馬場俊英 2006
あ「いいですね、この日常を切り取った歌詞。最近凝ってるという馬場俊英さんですね」
い「掃除機の中に吸い込めないものが暮らしにはあり、なんて歌詞、見たことありませんよ」
あ「愛をレンジで温めなおす、という歌詞やや平凡で、これは竹内まりやのパクリかなと」
小さな決心 中山忍 森雪之丞 後藤次利 佐藤準 1988
い「DAM、唯一の中山忍配信曲」
あ「今でもドラマで見られるのが有難いですよね、中山忍さん」
い「中山忍さんを自分で選ぶとは意外」
幸せのものさし 竹内まりや 竹内まりや 竹内まりや 山下達郎 2008
い「僕は元気なくなると、この曲を聴きたくなるんですよ」
あ「足りないものを数えるよりも足りてるものを数えよう、いい歌詞だよね。で、次は今日の洋楽コーナーですね」
Walk on by ディオンヌ・ワーウィック ハル・デヴィッド バート・バカラック 1964
い「後半が歌うの難しそう。全く知らないのですが、この曲、有名なんですかね」
あ「私も偉そうに言うほど洋楽は聴きませんけど、バカラックだし、配信されてるし、有名なんじゃないですか」
い「わ、ワーウィックさん、Twitterしてるんですね」
あ「今日もツイートしてますね」
金鳥渦巻音頭 小柳ルミ子 伊藤アキラ 中村泰二 不明
あ「最近、あまりノベルティソング、流れないので…」
い「ノベルティソング、コミックソング、嫌いなわけじゃないけど、コミックソングだからこそ、上品じゃないといけないと思うんですよ」
あ「なるほどですね」
い「なるほどですね、やめてくださいよ」
あ「わざとですよ」
い「下手な人の作ったノベルティソング、コミックソングは悲惨ですよ」
あ「三木鶏郎、浜口庫之助、萩原哲晶、青島幸男、伊藤アキラ、大滝詠一などの名人が作るからいいわけですよね」
My last fight LOVE PSYCHEDELICO LOVE PSYCHEDELICO LOVE PSYCHEDELICO LOVE PSYCHEDELICO 2003
い「こないだ断捨離してて、昔、交際してた人から作ってもらったMD2枚が出て来たんですよ」
あ「例の取手の女」
い「そうそう。そのうちの1枚がラブサイケデリコなわけで」
あ「黒板純はもううんざりなわけで。ってなんで俺までやるんだろ」
い「関東人とは思えないノリツッコミ。そんなこと言ってる場合じゃない。いいですよねラブサイケデリコ。ベスト盤しか聴いたことないんですが」
あ「オリジナルアルバム、聴いてみたいですね。『THE GREATEST HITS』という人を食った名前のオリジナルアルバムがあるみたいですね。でもう一枚のMDは何だったんですか」
い「スネオヘアー」
あ「印象に残ってる曲、あるんですか」
い「1曲も覚えてない」
Bye Bye My Love (U are the one) サザンオールスターズ 桑田佳祐 桑田佳祐 サザンオールスターズ & リアル・フィッシュ 1985
あ「夏ですし、というのもベタですけど、サザン、いいですよね」
い「これなんか、高校時代、何回聴いたかわかりませんよ」
あ「手元の資料では、イントロは「異邦人」のようでもある、という指摘があります」
い「ちょっと聴いてみましょう」
あ「言われてみれば、という感じでしょうかね」
い「鎌倉、江ノ島から房総半島へ」
空と海とホテル三日月 クレッセント 伊藤アキラ 佐瀬寿一 不明 不明
あ「千葉の曲というと、九十九里浜なんとか、しかないんだから、これなんか、堂々たる千葉のご当地ソングといえますね」
い「潮来って千葉じゃないの?」
あ「茨城ですよ。取手の女と同じですよ」
い「関西は大阪も京都も神戸も曲になるのに、関東は東京と神奈川県の海沿いだけですよね。千葉と埼玉は曲になりにくい。というか、日本海、北の海は演歌ですよね。伊藤アキラ先生のベストテンを選べと言われたら、これは入りますね」
あ「今週も時間がありません。もう1曲いけるかな」
い「時間がないときは、筒美京平のビフォー1971から、が鉄則。前回の「誰も知らない」(伊東ゆかり)に続きこれを」
太陽は泣いている いしだあゆみ 橋本淳 筒美京平 筒美京平 1968
…エンディング