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猟期開始から3週間たった心境

猟期の開始は11月15日
猟を開始したのは19日から、罠での結果の多くは翌日現れる。

罠を掛けた翌日、掛けた罠の中で一番奥にあった罠に若鹿は掛かっていた
ぬたばの様な場所でいつもぬかるんでおり、足跡も残りやすく消えにくい
つまりは良く鹿が来ているように見える場所で掛かっていた
去年も同じ場所に掛けていて一回も掛からなかった場所だ

そんな場所で1頭目幸先が良かった
(肉の歩留まりが多い後ろ脚にかかったこと以外は)

昨年の猟期から8ヶ月ぶりの鹿。
去年を思い出しながら鹿の生捕りを行う
4本の細い足を縛って1つにした後、顔にテープを巻付け目隠しをする。
こうする事で鹿は大人しくなる。
ハズだった
テープを持っていなかった、準備不足
こうなると鹿は暴れる、鳴く、とても車までの足場の悪い200M運ぶ
リスクが高い。僕が転ぶと鹿も地面に激突する、美味しいお肉にするには
なるべく避けたい。
軽トラを何とか近くまで持ってくる、んー手間だ。鹿が逃げない保証もない
もう一度罠で縛るのか、、、
あんまり悩んでも時間がもったいないので
その場で止め刺しをする事にした。

前回から期間が空いていてスマートに出来るか心配なのもあったけど
何回やっても緊張するし好きな感覚には程遠い

案の定2度、3度と首に刃を入れる事になる。
鹿も生物な訳で刃が肉に入るたびに暴れたり、声を漏らす
自分の技術の無さが引き起こした苦痛が心苦しい
15~20分(恐らく、体感、多分)かかって鹿の息を止めることが出来た
心臓近くの血管だともっと早く出来るんだろうなと考えながら
鹿を担いで車に運び、最寄りの解体所へ持ち込んだ。

そんな1頭目だった。

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そこから、ポンポンと獲れ、獲れない日もちょっとあり、また獲れ
11/30日までで8頭の猟果があった。
内2頭は発見が遅れたり、罠に絡まりで2頭が死獣の状態で発見され、
内1頭は自分で解体した時に腸を破ってしまい食肉として活用出来なかった。
自分で解体した経緯としては、普段持ち込んでいる解体所が稼働していなかった、告知も無く。
獲れた野生動物は極力食肉にしたい自分としては瞬間的に腹も立ったが
だから自分が出来る事でそこは回避出来る。
なんでこんなに嫌なのか、などと考えるきっかけになった。

そんな事もあり悶々と考えてしまい
12月から数日間罠を外した(解体所が数日間稼働しない事もあり)
結果としてリフレッシュして、今猟に臨めています。
なんで狩猟するか、再度考える良いキッカケでした。
また、新しい自分を見つけた感覚

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