完全オンラインで政治団体を設立してみる②政治団体の届け出編

こんにちは 日本維新の会衆議院支部長(静岡8区)の寺島みずひとです。

今回は実際に政治団体の届け出を行ってまいります。前回の記事を読んでない方はまずはそちらからご確認ください。

前回オンラインシステム利用の申請を行ったところで終わり、1週間ほどたったところでログインのパスワードが送られてきたはずです。本記事では実際に政治団体の登録作業を行ってまいります。なお今回は国会議員の候補者が関係する後援会としての政治団体の立ち上げを想定した手順となります。

まずは郵送物の内容に従ってオンラインシステムへの初回ログインを行い、パスワードの更新などを行ってください。

担当者の準備

政治団体の届け出をする際には代表以外に「会計責任者」と「会計責任者の職務代行者」を任命する必要があります。会計責任者の職務代行者は代表が掛け持ちすることは可能ですが会計責任者と代表の掛け持ちはできないのでご自身の関係者の中で信頼できる方にお願いしておく必要があります。(その方の名前、生年月日、住所、電話番号が必要になります)

準備物

・マイナンバーカード
・ICカードリーダー
・パソコン
・プリンター(スキャナーつき)

書類の準備

実際に提出する書類の準備する書類の準備を行います。基本的には各県の選挙管理委員会の掲載URLからダウンロード可能です。

①規約:政治団体運営における規約になります。(1月20日時点ではwordファイルがダウンロードができなくなっています。)参考までに寺嶋の後援会である「浜松から試せる日本を作る会」の規約を掲載します。規約の実施年月日は届け出日より7日前以内に設定してください。

②被推薦書

③国会議員関係政治団体に該当する旨の通知(以降、通知書)

②③の書類については国会議員関係政治団体として登録するために必要な書類となっており、こちらを登録することで寄付頂いたかとに寄付控除をだすことができます。反面、毎年政治資金監査人による監査が必要となります。政治資金監査人についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

主な記載内容としては政治団体の名称と代表者の氏名、公職の種類(例:衆議院議員(候補者等))、住所となります。被推薦書と通知書は空欄部分を手書きして提出しました。印鑑は不要です。

通知書と被推薦書の記載が完了したらスキャナーでPDFデータにします。

パソコンへのインストール

マイナンバーカードを利用してファイルに電子署名をするためのソフトをこちらのページからインストールします。下記のURLからソフトのダウンロードとインストールを行ってください。

なお、私自身はこちらのソフトで電子署名ができなかったのでこちらのソフトをインストールして実施したところ電子署名が可能だったので、この後に紹介する電子署名の作業でうまく行かなかった場合には下記のソフトを試してみてほしいです。

電子署名

ICカードライタとマイナンバーカードをパソコンにセットしておきます。

次に書類のデータと電子署名のソフトの準備ができたら電子署名用アプリをダウンロードした下記のサイトにアクセスします。

「公的個人認証電子署名を付与する」をクリックし通知書と被推薦書に電子署名します。

これで事前準備のほとんどが完了しました。いよいよオンラインシステムに政治団体情報の記載を行っていきます。

実際に自分が記載した内容のスクショを添付するのでそちらを参考にして記載してください。

代表者、会計責任者、会計責任者の職務代行者のそれぞれの情報を記載、専任年月日は届け出年月日と同じにするのがよいです。

代表者の公職における区分について

先程電子署名をいれた書類ふくめて資料を添付します。

ちなみに電子署名をした書類を添付しないと下記のようにエラーとなります。

すべての項目の記載が完了したら登録ボタンをおして

電子署名を付与します。今回の届け出で電子署名がこれでもかと大活躍しますね。

これですべての作業が完了となります。必要に応じて選挙管理委員会から届け出内容に関する確認の連絡等がきます。その際には電話またはメール等で通知がきます。最後にシステムのステータス欄で承認が記載されていれば受け入れ完了です。

ここまでの作業おつかれさまでした。次は今回の政治団体の設立後に行うべき銀行口座の作成について記載します。

それではまた明日!!


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