企画書:学生からはじめるものづくりスタートアップのすすめ
概要
国内ものづくりスタートアップを創業・経営をしてみて得た知見を寺嶋及びCuboRexの時系列を追ってまとめる。また各チェックポイントにおいては他の学生ものづくりスタートアップの事例についても取り上げ、今後国内においてものづくりスタートアップを起こす場合の参考となる書籍とする。
本書のタイトル(仮題
学生から始めるものづくりスタートアップのススメ
本書の目的
・日本国内においてハードウェアスタートアップ事業を実施する場合の一貫した知見を社会に実装する。それによって新たなものづくりスタートアップが国内から多くでてくる状態にする。
・今後のものづくりスタートアップを起こす・支援する側にとっての参考書となることを目指す。
・これまでのCuboRexで得た知見の社会への共有を行う。
条件
複数の内容をだしてこれが国内でハードウェアスタートアップを運営するならいいよ。というのではなく、これを読んでくれた読者が自分たちが今後ハードウェアスタートアップを運営する際の実施の仕方としての参考事例を拾い集めれることを意識する。
書籍の構造
・読者がある程度読み物として楽しく読めるよう物語風にすることを意識する。
・各章のトピックごとにコラムを設ける。各コラムでは学生からハードウェアスタートアップの事業運営をCuboRexでの事例だけでなく
入れたいコンテンツ
・生まれ(家庭環境)、幼少期、学生時代はどんな人・生活?
・会社創業のきっかけ、動機
・人生の転換点
・組織フェーズの変遷
部活→法人→組織行動
・プロトタイプからプロダクトへの転換点
・製品がはじめて社外に導入されたとき(複数)
・市場を取ったと思ったタイミング
・会社を経営していて学校で役に立つ学びはなんですか
多分主題とは違うが、これまで学んだことをすべて生かしたらこういう成果ができあがった
・株式に関するトラブル
・学生からはじめてよかったこと悪かったこと
掲載予定企業(順次募集)
条件
取締役以上に最終学歴卒業後3年以内に創業時一緒になったメンバーが存在すること
ものづくりスタートアップとしての要件を満たしていること(作者判断)
掲載予定企業
序章
「創業するなら出資するよ」私がいつ創業することを考えだしたのかと問われて思い出すのが前述の言葉をイベントで知り合った方から言われたときだ。その時は私は大学4年生で知り合いから紹介されて東京で開催されたものづくり系のイベントに出席していた。私は当時作ったクローラ式のロボットを持ってきておりそれを実演したり、カスタムしたりしてイベントを楽しんでいた。その中でそのイベントの主催者の方から言われたのが最初の「創業するなら出資するよ」の一言である。
それまでの自分はベンチャーに所属したことはあっても自分で創業することなど意識したこともなかった。そんな自分が3ヶ月後には株式会社CuboRexという不整地産業むけ機器を開発するベンチャーを創業し、気づけば当時、新潟県最年少での創業者になっていた。私自身それまで会社経営など全く勉強も意識もしたこともなく、かなり散々な状態になったのを覚えている。
そんな私が創業して8年、高専でクローラのロボットを研究しはじめて10年のたった今、実際にハードウェアベンチャーを経営してきて得た知見などをまとめ、少しでも今後、ハードウェアベンチャーを創業したいと思っている人たちの手助けになれればと思って執筆させて頂いた。
本書が少しでも今後ハードウェアベンチャーを創業、経営されている人たちの手助けになるるとともに、そういった方たちを支援されている人たちにとってもよりよい支援ができるための参考になれればと願う。
本書の構成は私が高専でクローラロボットの研究を開始した年である2013年からスタートし、社長を退陣した2022年を締めとして、その中での活動を年表をおってその中でのハードウェアスタートアップとしての経営におけるトピックを記載していく。また重要度の高いトピックについては私と同じように学生時代からハードウェアベンチャーを創業した人たちにもその時の状況などを掲載している。読者の皆様はハードウェアベンチャーを創業・経営する際に自分が今。これから直面するであろう状況を想像しながら自分にとって参考になる事例をとりあげていってほしい。
ここから先は
不整地産業のパイオニア CuboRexの代表として培ったモノづくりスタートアップのノウハウをベースに他の学生からものづくりスタートアップを…
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