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ドキュメント「突然、夫が河童になると言い出しました。」VOL.1(文・てらかっぱ&漫画イラスト・寺島ヒロ)
ども、てらかっぱです。
別府駅近くの流川通りを登った先にあるアライアンスタワーZにやってきました。シェアオフィスなどをやってるビルらしいです。始めてやってきたのですが、ここは普段からセミナーやコラボ企画など就職やビジネスにタメになりそうなことをやっているのだそうです。
大分県の別府の街にこのようなカラフルなのっぽのビルがあるとは知りませんでした。すぐ近くに田の湯温泉があるので、そちらしか見てませんでした。
中に入ってみると、貸事務所やセミナーを行うための貸しスペース、起業するための設備がそろっている模様。
そして、起業のためのコーディネーターもいる訳です。
なぜここに来たかと言えば、実はコーディネーターに就職相談にきたのです。
話は少し遡ります。
昨年末、突然職場がなくなりました。
女房子供のいる身です。早急に就職先を探さねばなりません。しかし、どうにも身が入らない。のらくら鬱々とした日々を送っていました。
バブル崩壊の年にプログラマーとして就職するも2年後、一型糖尿病を発症して退社、それ以来2年間同じ職場で働けない。どんなに盤石と思われた職場も、なぜか2年も勤めると「統合」「整理」「解雇」と言い始めるのです。経営にかかわるような大きな失敗をした覚えはありません。人間関係も、職場環境もブラックではありませんでした。これはもう呪いとしか言いようがない。
そんなある日、うちのカミサン(漫画家の寺島ヒロ)が、有名な占い師が大分にいるという話を聞きこんできました。なるほど、超常現象には超常現象。早速行ってみることにしました。
場所は大分市内の海沿いあたり”かんたん”というところです。目印は10号線別大国道手前の無法松という店の向かい側。駐車場には『大分中央療術院』整体の看板が出ています。
聞くところによると、占いを必要としてない人は会えないらしいです。(できる占い師は外出中の言い訳もすばらしい。)
占いを匂わせる看板はないのでちょっと不安ですが、「占いをしてくれると聞いたのですか?」と声をかけつつ、扉をあけると人がいました。
広告の切って束ねたようなメモ帳に名前と生年月日を書かされます。
施療院らしく『体の歪み矯正します』『心の歪みも矯正します』という張り紙や家族の歴史と書いた紙、大泉洋が写っている写真が壁に貼られています。
しばらく待つと整体の治療を受けていた人が出てきたので入れ替わりに中に入りました。おじさんが座っていたので、この人が占い師なのかと思ったら、更に奥の方に通されました。整体する人と占いをする人は違う人のようです。
思いっきり民家の仏間を抜け、席に辿りつくとおばさんが座っていました。この人が占い師。
速攻、就職には向いていないよね。人の下で働けないなど、自分で薄々感じていはいたが言葉にしたくないことをズケズケといわれ、はい1,000円と言って終了。短いが値段も安い。
後で聞いたところによると、ここの占いは10分占いと言われているらしい。顔を見た時点で占いは終了していて、後はダーッと喋るだけ。占い師が喋っている間はさえぎったり質問をしたりしてはいけないルールなので、これから行かれる方は注意してください。
さて、アライアンスタワーZに話を戻します。
占い師に大雑把な未来図は示していただいたので、起業も念頭に入れ、細かな就業方針を相談します。
コーディネーターの方と話して分かったのは、起業するにしてもイベントを企画するにしてもコアとなる理念やスキルや本業が必要らしいこと。
そこで、今までの自分の職歴や活動を話しながらホワイトボードをつかって検討しました。
妻が漫画家であること、さまざまなバイトやパートをしていたこと、とある政治団体で事務局をしていたこと・・・
『そうだな、河童だな河童で行こう』
えっ、そんなこと言ったっけ。言ったような気がする。いわなくてもにじみ出てたのかな?
そんなわけで、今後は、河童研究家として活動していきたいと思います。
●河童のおすすめするキュウリレシピと飲食店のコラボ。
●婚活イベント”河童の嫁入り”。
●河童師匠と河童談義。
●河童の雇用創生。
●副業としての河童。
●河童deまちおこし。
●河童芸人。
など企画していきます。
河童を使った企画を検討中の、あなた。ご連絡お待ちしています。
(このnoteは投げ銭式です。ほとんどすべての記事を無料で読めますが、100円で購入していただけると少しだけオマケを見ることが出来ます。今回はタイトルイラストのノンクレジット版です)
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