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春休みこどもワークショップ祭、無事に終わりました。コミュニケーションを軸に、目かくしで粘土こねたり、絵本をつくったりするプログラムで遊んでもらいました。 #非認知能力をはぐくむ絵本ガイド180 #寺島知春 #てらしまちはる #アトリエ游

2022年3月25〜27日の3日間、拙著の出版記念イベントで「春休みこどもワークショップ祭」をしてきました。場所は東武東上線・ときわ台でした。

今回はあまり写真がないのですが、目かくしして粘土をこねているところを記録に残せたのはよかったなあと思います。

一番乗りで来てくださった3人組は、お子さん2人とお母さん。下の男の子はちょっと眠そうだったけれど、粘土をこね始めたら、やっぱり目がさめてくるよね。だって、楽しいもん!

男の子、目がさめてきた!
手前が女の子、奥がお母さんの作。目かくしで別々に作ったのに、コンセプトに共通点ありで驚きました。

お母さんとお子さんの2人組も来てくださいました。こちらのお母さんは、学生時代のサークルの先輩。久しぶりに会えてうれしかったなあ!

目かくしでこねたいお母さんと、目かくしなしで作りたくなってる男の子。小さい子は意外と目かくしが邪魔なこともあるんだなと、今回気づきました。

お子さんにしっかり会ったのはこの日が初めて。ぜんぜん目かくししてくれなかったけど、それはそれで、まいっか。楽しく遊んでくれていれば、万事OKです。

お互いに暗やみの中だから、相手の造形を触って確認。いつにないコミュニケーションが生まれます。

目かくしして、視覚をミュートする−−。すると、視覚以外の五感が、急に雄弁に語りだすのを感じられます。見えない世界のなかで、手と手で確認し合う作業は、いつもよりもずっと相手を近くに感じられます。

この「目かくし粘土」のプログラムは、大学院にいた頃に、授業の一環でグループみんなで考えた案をベースにしています。

面白いことをしたいと全員でリキみすぎて、ギリギリまでアイデアが出てこなかった時に、昔「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に遊びにいったのを思い出して提案したら、あれよあれよのうちにまとまっていった案でした。「タイミングを可視化する」のを目的に、プログラムを組んでいたなあ、懐かしい。学会という場に初めてポスター発表に出かけたのも、この時でした。

暗やみをつかって遊ぶの、好きなんですよ、私。

いつもの「シェアする絵本づくり」もしました。絵本づくりって、思った以上に人気なんだなあと実感!

絵本『うろんな客』を横目に見ながら作った、『いろんな客』。物語が湧き出る女の子。
隕石がぶつかるお話『星のかけら』。大人の男性の作。

今回は、大人だけで参加されて絵本づくりに興じる場面も多く、うれしかったです。パワフルな作品もあったのに、写真を撮り忘れてしまったよ。

初日の粘土の回には、ウェブサイトの撮影取材も入りました。単行本『非認知能力をはぐくむ絵本ガイド180』の話題とあわせて、公開記事でまもなくご覧いただけるはずです。

お楽しみに!

いつも読んでいただき、ありがとうございます!