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花の寺、長谷寺へ 桜聖地巡礼 2024.3.30③

ああ、書くの時間がかかっている間に桜を見に行きすぎて、桜の季節が終わってしまった。
これは、ソメイヨシノがまだ咲かなかった頃のお話の続きです。

前回記事はこちら↓

朝から既に二万歩歩いた。
私の足は、大体二万歩で悲鳴を上げる。

次の目的地、近いし行きたいと思ってたが、既に足が限界のため、うーむ、と渋っていた。
しかし、奇跡の乗り継ぎで、トントン拍子に電車に乗れてしまう。
11:45駅に到着。
導かれたな。行くしかない。

長谷寺駅。

長谷寺には、車で何度か来たことがある。
電車では初めて。
見晴らしの良い高台に駅がある。

あれ?寺はどこかな?

もしや、向かいの山か。

重い足を引きずって、階段を降りる。
昔ながらの町並みを歩いて、長谷寺へ。車だと、素通りする場所。なかなか風情があって良い。

で、道を曲がると。

わ!
桜がすごいぞ!

入口からワクワクが止まりまへん

受付で、何かの特別公開があるとな。通常500円の入山料。特別公開2箇所入れて2000円が共通券で1700円。
なんだかよく分かってなかったが、とりあえず全部入りで。

まず、長谷寺といえば!の登廊

両側に、牡丹の花が芽吹いてる。
長い。
既にガタガタの足には辛い。

ちょっと登って、宝蔵院
寺宝が展示されてる。無料。
とりあえず入ってみたら、すごかった。いきなり閻魔様お出迎え。
見応えある場所。春秋の限定公開。素通りするのはもったいないです。

宝蔵院

そして、建物の外にあるベンチで一休み。ミレービスケット残り補給。

12時過ぎ。

お腹すいたなー、
と思いながらまた登廊数段登り始めると、着物着たお姉さんから声をかけられる。
期間限定でカフェやってますとな!!!
女神!

最も休みたかった腹ペコタイミングで、ランチが食べられるとは。

お寺の中なのになかなかポップなカフェの案内。

ここがまた、すごく良かった。

風情
絶景の窓に向かって席
ランチメニュー
茶粥御膳をオーダー。
大和名物の茶粥、三輪そうめん、地元のお野菜とおかず、デザートには参道のお店の名物草餅。
食べたかったのちょっとずつ全部ある。
絶景見ながら。
遠くに本坊の枝垂桜。
目の前は蕾のソメイヨシノ
ちょうど見晴らしいい場所にある。

景色と味、両方とも絶品。
窓全開で、風が心地よく、最高。
難点は、急に暖かくなったので、カメムシさんがたまにいてはる。
これはもう、仕方ない。

しばしまったりさせてもらい、心も体もチャージ完了。

歩き出せます。

カフェの門から。
カフェから登廊を眺める
登廊登った

いよいよ本堂。

わたし、特別拝観のチケット買ってたけど、意味わかってなかった。

普段公開されてない仏様公開、なのかなと思っていたら。

普段遠目に拝んでいるご本尊十一面観音菩薩のお御足に

直接おさわり。

ええのん?

なんということでしょう。
国宝の建物の中で、重要文化財の仏様ですよ。 

半信半疑で触らせていただく。

入口で、塗香を手に塗り、腕に五色線という腕輪をつけてもらう。
めちゃめちゃありがたい。

直接触れられるのも貴重だが、高さ10メートルの重文の仏様を、こんな間近に見られるなんて。
そして、周りの壁画や、裏側の回廊にある仏像など、普段見られないものが、沢山。

感動です。

素敵な腕輪いただきました。
本堂からの眺め。
この建物内に、ご本尊いてはります。
本堂からの五重塔
手前のハクモクレンが美しすぎる。
逆に白木蓮から本堂を眺める

続いてもう一つの特別公開、本坊へ。ここから見える景色も絶景。

本坊の入口お庭がものすごく綺麗。
カフェから見えてた桜だな。
本坊枝垂桜越しの本堂
桜の山が一望

壁にかけられないほどの巨大な掛け軸、観音大画軸が、見どころ。写真撮っていいかわからなかったので、撮ってない。(複製なので、撮って良かったみたい)
廊下にズラーっと並んでた長谷寺縁起絵巻が面白かった。

長谷寺縁起絵巻複製。
ゆるすぎる解説と共に。
お坊様の靴、素敵。
入口の枝垂桜、来た時より咲いてる?

大満足の長谷寺を後にする。
既に三万歩。
もう足がダメだ。
駅に向かう階段登る自信がないなぁ、と歩いていたら、温泉の文字がある旅館を見つける。

井谷屋さん。
ホームページ見ても日帰りの案内出てなかったが、ダメ元で飛び込んでみる。
団体さんの受付に紛れてしまった。
忙しいとこすみません。

あっさり、日帰りオッケー。
700円。
名入りタオル別料金で、200円で購入。
展望千人風呂、て書いてたので、広大な露天風呂あるのかな?と思ったら、女湯は、ごく普通のサイズ。内湯のみ。
ザ、昭和な宿でした。

先に二人入ってたけどすぐに独泉。

とりあえず、足を揉む揉む。
ひたすらストレッチ。
熱すぎず、ぬるすぎず。ちょうどいい。
生き返りました。
ありがとうございます。

お世話になりました
お風呂まで、長い長い通路を進む。
異世界に通じてそう。

おかげさまで、無事、階段を登り切り、スムーズな乗り換えで帰ることができました。

帰りの車窓より大和郡山城

あー、長かった。
でも、これが2024年桜散歩の本格幕開けでした。

気が向いたらこの先の桜散歩も書いてみようかな。

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