『8分で1000件が売れた不動産物件のVR内見サービスが日本上陸 自宅にいながら家探しが可能に』のマーケティングトレース
参考記事
ニュース要約
ウィズコロナ時代でどの業界も急速なIT化が迫られている。日本の不動産テック企業「GAテクノロジーズ」は、中国の不動産情報サービス「貝殻找房(Ke.com)」の導入コストの低いVRコンテンツを利用した新しい内見システムの成功体験に着目し、新たな家探しの形を提案するために連携した。その結果、物件探しの質と効率を高め、8分で1000件新築物件が売れるという結果になった。オンライン化が遅れている日本の不動産業会の既存モデルを打破する取組の一例である。
事実
・今年4月の首都圏における中古マンションの取引件数は前年同月比52.6%減
・現況について3ヵ月前よりも取引件数が大幅に下落したと回答した事業者は、「売買が全く動かない」「コロナの影響で購入や賃借を控える方が激増」などと訴えている全宅連調査の不動産市況DI、新型コロナ影響=大幅下落に
成功要因
コロナ禍で飲食業界に次いで、被害の大きい不動産業会。従来の不動産の契約の流れとして、大きい額が動くため、慎重に写真や動画では分からない部屋の雰囲気や細かい部分などは実際に担当者と何回も内見することが一般的であるため、写真や動画だけでは、購入や貸借まで届かない。そこで再現性の高い最新VRテクノロジーを利用した、リモートで疑似内見できる仕組みを取り入れることにより、そこのニーズに応えた。
戦略
本来、VR技術は導入コストが高いとされているが、中国の不動産テックの成功体験を持つ貝殻找房が運営する3D内見サービスと連携することにより、コロナ禍で新たに生まれたニーズに早急に対応することに成功した。
考察
コロナの影響でオンライン化をあまり取り入れていなかった業界、分野に大きな被害、影響が出ているが、その中で、新たなニーズにいち早く応えていくことがこれからの時代を生き残っていく上で重要になっていく。
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