『マーケティングトレース』のための筋トレ②〜5Forces分析で業界内の競争環境を理解する〜
こんにちは、てらしま(@terashima_it)です。
筋肉が全くない状態で高負荷のトレーニングはできないため、まずは筋トレのための筋トレをしていきます。
ここでは、マーケティングトレースに必要な主要フレームワークを例をふまえて理解していきます。
注意事項
前提として、この記事は自身のための練習なので、間違いやモレがあります。ご指摘いただけるとありがたいです。
5Forces分析について
5Forces分析
自社の事業をとりまく業界構造を5つの視点、「売り手」「買い手」「競合」「新規参入者」「代替品」で分析したものです。
活用目的
マクロな環境である業界構造や競合を知り分析することで、よりモレなくダブりのない(MESE)戦略を構築することができる。他のフレームワークを使う際の前提となる。
ポイント
・それぞれの要素から全体像を捉える
・横軸(売り手・競争業者・買い手)でビジネスモデルと縦軸(新規参入業者・競争業者・代替品)で業界のプレイヤーを読み解く
実際に5Forces分析をしてみた(クラウドファンディング業界について)
クラウドファンディングとは
「クラウドファンディング」、通称「クラファン」とは「群衆(Crowd)」と「資金調達(Funding)」という言葉を組み合わせた造語で、インターネット上で不特定多数の人に資金提供を呼びかけ、企業やサービスの趣旨に賛同した個人から資金を集める方法です。
事業者はクラウドファンディングサイトに自身のアイディアやサービスを掲載し、支援者がそのサイトから自分のお気に入りのサービスを見つけ、サイトを通じて事業者に資金を提供する仕組みになっています。
引用元:いろはに投資
クラウドファンディングの種類は、
非投資型(寄付型、購入型)
リターンの保証がない。リターンがある場合も金銭ではなく、商品やサービスなどが一般的である。世間的に認知されているのは非投資型である。
投資型(融資型、株式投資型)
リターンの保証がある。リターンは一般的に金銭が保証されている。15年の法改定で株式投資型も運用できるようになった。
それぞれの4つの型の中でも、プレイヤーは多岐にわたり、数多くのクラファン企業が存在します。
引用:New Frontier
引用:PR TIMES
上記から、クラファン市場全体でのプレイヤー数の規模感は大きいように感じます。
今回の5Forces分析では、投資型と非投資型で売り手と買い手が異なりそうなので、今回は非投資型に着目して、それぞれの要素について考えていきたいと思います。
また、購入型(寄付型)の2018年のカオスマップを見ても総合型と特化型に分かれています。将来的に、数年は市場拡大が見込まれているので、これからも新規参入は増えていくと考えられます。
テーマ企業として『Makuake』を取り上げてみる
なぜMakuakeを選んだ理由としては、2019年8月~12月において検索ワードのランキング1位(マナミナより)であることと、僕自身が買い手として使用経験があるからです。
基本情報
会社名:株式会社マクアケ(元株式会社サイバーエジェント・クラウドファンディング)
代表者:中山 亮太郎
ビジョン:生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現
プレーヤーごとの特徴
マクアケはガジェットや飲食店関連に強く、リターンのほとんどがモノである。
5Forces分析のまとめ
縦軸(新規参入業者・競争業者・代替品)から、市場が拡大途中なので、新規参入も多く、売り手と買い手をマッチングさせるためのサービスであることが重要であると考えられる。
横軸(売り手・競争業者・買い手)から、プラットフォームの増加に伴い、売り手(プロジェクト起案者)、買い手(支援者)ともに交渉力は増加していくことが考えられる。
マクアケはモノをリターンとして扱うことが認知されているため、そこのシェアを強みと考えられる。
反省
ネットでの情報収集は、様々な情報にあふれているのでソースを確認するのが難しいので、情報の取捨選択を慎重にしていく必要があると感じた。
IT業界は変化が激しいので、網羅することが難しい。