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僕らの福祉132

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こんにちは、吉田です。

最近artについて考える事があり、調べたり見たりを繰り返しています。
その中でなるほど、だからアートというのは難しいのか、と感じた事がありました。
視聴した動画で
「ARTとは、概念で大きく変わる。
同時に同じ絵を見て感じる二人は自分自身だけの感情を言葉なしでは、まったく同一の感想になる事はない。では作った人が何を魅せたいのかを知るためには(答え合わせが必要なのかは別として)説明が不可欠。語る事が必要。
それでも作家それぞれの違う想いがあるから正解は一つではない」
という言葉がありました。
その言葉もどのように感じるかはそれぞれの概念で変わると思いますが、現時点の僕には大きく響きました。
 
 
では僕たちが作る、作りたいアートとは、
僕らの背景を「知ってほしい」。
「理解してほしい」のではなく「知ってほしい」
響く人にキチンと届く事が重要だと思います。
 
キチンと届いてもらうために、皆が作成したものに語り口を付けてこんなすごいものがあるんだよと知ってもらう事、なのかもしれません。
 
昔のように職人は口で語らず背中で語る。のような、あなたなりに感じて、の時が良い時もあるのかもしれませんが、メンバー皆で作成した想いに対しては語り口が必要です。
 
いまの所、僕が思うトモスのアートはそれが必要な気がしています。
 
 
 
例えば、以前お邪魔させて頂いた岐阜県にあるやまなみ工房さんの施設長の山下さんとお話をさせていただいた時、山下さんは「僕たちはアートなんてまったく分からない。ただただ利用者のみんなが書きたい、やりたいとしている行為のお手伝いをしているだけ。それをいつの間にか誰かがアートだと言い始めた。俺からしたらよくわからないんだよね。それで彼らを認めてもらえる事は嬉しいけど」と笑いながらお話していただきました。
 
入り口や関わったタイミングで大きく変わるその概念。
分かったような分からないような。。。


概念を他人とまったく同じにすることが難しいのでしょうが、その作品の背景を知ったり、感じたりしてもらうためには、やはり語る事は必要なのだと思います。
 
 
またその動画では
「自分がどれだけ愚かなのか、を感じた時に感動に繋がる。
例えば大自然を見た際に自分のちっぽけさを感じた瞬間、感動が生まれる」
とも話していました。
 
という事は、ただ絵やアートがそこにあるだけではなく、語る情報がある事で素晴らしさを感じる機会が増えるのかとも思います。
 
 
おそらく僕が感じている今、の気持ちはまた変わっていくのだと思いますが、その物の変わらない情報がある事で、またその気持ちを思い出させてくれたりもする存在になるのかな、とも思います。


少し難しい話になりました。
概念はそれぞれあるけど、背景(語り口)がある事で伝えたい想いを伝える事が出来るかな、というお話でした。

今日もありがとうございました!!!

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