1095日の生き様 ⑬~夏その1~
最近、あつ森に忙しい寺尾です。
おかげで人生で初めて24時間じゃ足りないと感じている次第です。
試合・遠征に入る前に夏場の想い出を思い出しました。
続きをどうぞ。
祭り
苫小牧市には2つの代表的なお祭りがあります。
7月に
樽前神社祭り
8月には
とまこまい港まつり
があります。
祭りが夜の顔になるとテンションが上がったものです。
おだてない
お祭りと言えば男子中高校生にとって
「おぃーーーっ!」と言って友達に会うとジャンピング体当たりするのがデフォルトの挨拶形式になったり、好きな女の子と数回すれ違ってるのに気付いてないフリしてトロピカルジュースで可愛さをアピールしたり、Y田と言う友人に言われ一緒に和光のジャージで行かされたり、お揃いの真っ赤なスカジャージ、ペアルックで行かされたりするのを皆さん経験してきた事かと思います。
まぁどれも楽しい中学の祭りの想い出でした。
高校に入ってからは先日紹介した演習林一周のラストの苫工前の坂道でお祭りを横目に疾走しなくてはいけません。
コンクリートの下り坂を疾走中は、このままお祭りに行きたい!よりもシンスプリントが痛くて内スネ折れそう!としか考えてなかったですね。
シンスプリントを知らない方はこちらをご覧ください。
いざ出陣
さて、そうこう練習している間にその日も練習を終え、学校で女の子と話しているだけで「お前余裕か?」とイチャモン付けられる立場なのにも関わらず、コソコソと同期と一緒に祭りへ向かいます。
祭り入口付近で早速見つけたのは某2年生3~4名でした。
すぐ気が付きました。
理由は簡単
追っかけの女の子達が後ろを群がっているからです。
これにはビックリしましたね。
こんな一般の女子にもブランド力あるんだこの人達は…と、
まるでジャニーズが歩いているかの如く人だかりが後を追ってました。
まぁ良く考えると苫小牧というホッケータウンでホッケーが上手くて背も高くてガタイ良くてカッコイイ人達でしたから不思議なことではありません。
我々はとっさに出店の裏や影に身を潜ませ、そうまでしても祭りに潜入します。
周りを見ると皆、笑顔で過ごし、中には「おぃーーーっ!」と言って友達にジャンピング体当たり挨拶をしていたり、絶対好きな女の子と数回すれ違ってるのに気付いてないフリしてトロピカルジュース飲んでるしょ、という男の子がいたり、わかるわかる俺もやってた、と思いながら祭りを静かに堪能します。
不思議なことに和光のジャージで来てたり、お揃いの真っ赤なスカジャージ、ペアルックで来ていたりする男2人組はいませんでした。
使命感
中学上がりの私はそれでもなお、お祭りに来た以上トロピカルジュースを飲まなくてはいけないという使命感にかられていました。
これがのちに大きな問題となるとも知らずに・・・
周囲を見て、先輩がいない事を改めて確認。
いざっ、トロピカルジュースの屋台へ。
『メ、メロンでっ!』
1年ぶりのトロピカルジュースの注文と、注文中に「オイッ」と声をかけられないか緊張しながらの注文。
無事にトロピカルジュースを手に入れます。
トロピカルジュースと言えば
当時はこういう透明なプラスチックコップに入った物で一択でした。
今は電球型の容器だったり(中身もソーダ?になってる)、味よりも「映え」にこだわった商法が流行っていますね。オジサン最近の祭りでは色付きの電球が売ってるのかとビックリしました。(しっかり買いました)
さて、トロピカル購入モードから再び隠密モードに切り替え、乾いた喉に1年ぶりにたいして美味くもない人工甘味料を流し込みます。
飲み終えた空のカップを捨てようとゴミ箱を探して変に歩き回り先輩に見つかるリスクを考えると「家で捨てよう・・・」と思うほどです。
(なら行くなよ!!ですよね笑)
とまぁ無事に1年目の隠密祭りは成功し同期とは解散、自宅に帰りまた明日の練習の事を考えながら何をする気も起きないず眠りにつきます。
明日、事件が起こるとも知らずに・・・
さて、今回は初めて完結まで書かずに終わりにします。
次回、降り注ぐ災難
お楽しみに。
てらを
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