1095日の生き様 ⑪~氷上前~

すみません、ちょっと仕事が忙しくて、、
書こうと思って朝目覚めるんですけど、そういう日に限ってイレギュラーな対応が、、
決して飽きたわけでは、、

とまぁ言い訳はこの辺にしといて続編スタート!

氷上練習が始まるまで

さて、陸トレのツラさと駒澤ルールなどを紹介してきましたが今回は本職でもある氷上、いわゆるアイスホッケーについてやっと触れます。笑
一年生と言えばやはり先に来るのがルールというイメージが強いかもしれません。
ええ、駒澤も例外ではありません。
横並びで整列して待ってた気がします。

小声(◯◯さん来たぞ!)
とか教え合いながら先輩第1号が来るまで溶けそうなくらいグダってました。

基本的には全先輩より早く来て先輩の依頼に対応するか、凍らせた2Lボトルに水を入れる仕事さえしておけばオッケーです。

一年生は控え室で着替えられないので、通路や踊り場のようなスペースで着替えるのですが、着替えながらも練習が始まるまでボーっと一点を見つめたりします。

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『いっちねーん!!』

そしてここで新しい駒澤ワードが登場します。

控え室で着替えてる先輩が
『いっちねーん!ビニテ!』と叫びます。
いわゆるこれが先輩の依頼です。

我々一年生はすかさず
『はいっ!』とビニールテープを先輩に献上します。

なぜか先輩方は
いちねーん!では無く、いっちねーん!なんです。笑
まぁこれも一種の伝統かと。

ちなみに

『ビニテ貸して!』という先輩もいるのですが貸したビニテはいつ返って来るのか、私は今も返してくれるのを待っています。

そしてこの献上用テープはビニテに限りません。

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当時はスティックテープ(ブレードテープ)とグリップテープというのがあって、今の若い子はスティックテープを見たことないと思うのですが、ブレードに巻く用とグリップ用で分かれて存在していました。

当時のグリップテープというのが今のスティックテープです。
スティックテープ(ブレードテープ)はワックスを塗らずとも雪が付着しづらいテカテカ表面だったのですが、若干重たいのと巻くのが難しいです。(シワになりやすい)
昔はグリップテープ(今のスティックテープ)をブレードに巻いてたら、は?なにしてんの?と言われるくらいありえない事でした。
その後ですね、ワックスやロウソクなんかで水が染みないように工夫できるのが知れ渡り当時のグリップテープをブレードに当たり前に巻く時代が来ます。
その流れができてから徐々に当時のスティックテープは消えていきました。今はどこを探しても売られてません。

そしてこのテープ、今もそうですが色が白と黒がありました。

そのため、全先輩の要望を網羅する為には
ビニールテープ太
ビニールテープ中
スティックテープ白
スティックテープ黒
グリップテープ白
グリップテープ黒

計、6種類の装備が必要です。

ええ、全て自費です。(親の金ですが)
先生もこれについては辞めろ!と先輩方に言ってたのですが伝統のようなもので結局は最後までありました。笑

これらを全員が全種類準備するのは厳しいので、僕らの代では誰が何を準備するか決めてました。

ビニテ!と言われればアイツ!
スティックテープ!と言われればアイツ!
みたいな感じで一年生の中で担当を決めてました。

そしてさらに先輩の中には専用の用具マネージャーのような役目を一年生の誰かを任命し自分のブレードにテープを巻かせる役目をさせます。
先輩個人にそれを任命されたら、2〜3回氷上をやる度にその先輩のブレードを巻き替え、ハサミを持ってシワになった部分やブレードからはみ出た部分を上手に切り取って手入れするというメンテナンス係を一年間しなくてはいけません。

『お前に巻いてもらったらゴールしたからなー、調子いいわ、また頼むわ』と先輩にとってゲン担ぎみたいになり
『はいっ!』(笑顔禁止だけど任命されて嬉しいっす、本当は自分、満面の笑みなんす!好きっす先輩!みたいな絶妙な小さな作り笑顔)と上手に先輩に対してゴマを擦ります。

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こんなイメージです。

私は幸いにも誰にも任命されてなかったので、誰かの専用ではなかったのですが一年間で何人かに巻いといて!と言われ臨時職員としてブレードテープを巻きました。
人にブレードにテープ巻かせる感覚わからん!と思ってましたが3年の時には面倒になり立派に一年生に巻かせてました。なんせ牧口というテープ巻くのが上手そうな名前の後輩がいたので。
(梁取が自分の出番を待ってるのですが後輩の面白い話はまだまだ先の話です。)

さて、話は戻しますが、このテープの受け渡しで中学上がりのクソガキとして当たり前のマナーをここで学びます。

投げるな危険

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掟~その11~
・物は投げて渡してはいけない

これについては駒澤の〜というより世間的に当たり前の事ですが、この前まで中学生だった一年生にとってこれが目上に対して良くない事だとは知らないわけです。笑

散々ビビってる一年生ですが悪い事と思ってないので普通に物を投げて先輩に渡す、オイ、投げんなやっ!と威圧され当たり前のマナーをここで学びます。

こうして基本的にはテープのお世話役を練習が始まるまで熟し、いよいよ練習が始まります。

次回は氷上練習について
どのような事をやってきたのか、

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ツライダッシュでくたばる寸前にやはり氷の女神は見えるのか
こんな感じについて綴りたいと思います。

では、今回はこの辺で。

てらを

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