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プロアマ戦
2021.12.25〜26
2日間にかけてプロアマエキシビジョンマッチが開かれ、その試合で解説を務めた私が率直な印象を語るシリーズ(最初で最後)
ちなみに試合は
12/25
レッドイーグルス北海道
vs
ダイナックス
12/26
レッドイーグルス北海道
vs
室蘭スティーラーズ
この組み合わせで2試合。
解説してて写真を撮る時間がなかったので写真は全てレッドイーグルス北海道のYouTubeから拝借しております。
スキルコンテスト
初日、エキシビジョンマッチ前にシュートスピード、スティックワーク、パスワーク、スケートスピード、ストラックアウト、5種目のコンテストが行われました。
レッドイーグルス北海道から2名
社会人チームからそれぞれ2名
計6名
正直こればっかりはイーグルスがプロだからと全コンテストを制覇するとは思ってませんでした。
確かにスキルの差はありますがゲームレベルの絶対的な違いは、そのスキルをどこでどう使うか、プレーの選択、引き出しの多さ(多様性)、ハイスピードでのパフォーマンスだと思ってるからです。
実際にイーグルスの選手が勝ったのは
シュートスピード、パスワーク、スティックワークの3種目。
【余談】
ちなみにここだけの話、シュートスピードは確実に計測器の不具合だと思います。笑
私が高校2年のU-20で測定した時に134kmでした。
当時の私が今の中屋敷レベルなはずがありません。笑
アイスホッケー用のスピード測定器って無いですからほとんど野球のスピードガンを使うのですが、飛ぶ物質自体が違うから測定が難しいんですよね。。
イーグルスの選手がスケートスピードで勝てなかったのは、なんたってスケートの安定感。
社会人が上下にめちゃくちゃブレながらはちゃめちゃに走る中、トーイ・ハヤトはやはりプレーしやすいスケート。
すり足のようにスケートをあまりリンクから離さずに状態がブレないようなスケート。
ただ、McDavidなんかはそれで早いからNHL。
まぁそんなこんなでイーグルスの選手はスピードだけに特化したスケートじゃないから社会人と差がつかなかった、とフォローしときます。笑
正直驚いたのはパスワーク。
注目すべきイーグルスの中島くん。
社会人と圧倒的レベル差で勝ちます。
リョウもそれに負けじと好タイムで続きました。
スタンディングだからそこまで変わりないと思っていたのですが、パスの正確性が凄かった。
そしてなんせ社会人プレーヤーが固い。笑
注目される舞台に慣れてない感が凄く出てました。
もちろん根本的なスキルレベル差がありますが、その辺のメンタル部分も見られました。
非常に面白かったけど、実は全てNHLオールスターの真似事。
今回は初めてのチャレンジだったので余裕が無かったでしょうけど渡谷くんなら次回以降、新しいスタイル、オリジナルスタイルで楽しませてくれる事でしょう。と、ハードル上げておきます。笑
面白かったので決して文句はございません。
ウォームアップ
日頃、社会人チームは10分間程度の氷上ウォームアップで試合に備えます。
イーグルス基準で今回30分(?)くらいあり、時間を余して社会人チーム数名は最後まで乗らず控え室に帰っていきました。
イーグルスは全員が時間いっぱい疲れないように上手に使ってウォームアップしてました。
この辺からプロアマの差を感じました。
入場
まずはレフェリーの入場
最近のジャパンカップもそうですが、レフェリーの時間があるって良いですね。
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レフェリーだって、よし!やろう!と思ってすぐどんな試合でも裁けるわけじゃなく苦労と努力、研究と分析があってそれぞれの立場にいます。
レフェリーがいなければ試合になりませんから、互いにリスペクトの関係であるのは大事だと思います。
通常のジャパンカップであれば、ホーム・アウェイで演出され、まぁそうだろうなという何とも思わず見てられるのですが今回のエキシビジョンでは私の目には違うように見えました。
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普通にベンチから出てきて社会人チームはイーグルスの登場を待ちます。
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イーグルスにとってはいつも通りの演出で登場しますが、この扱いの違いが社会人チームのチャレンジ感を凄く感じさせます。
ラスボスが出てくる感というか、社会人チームがあのような演出で登場することはないので、その差こそがプロに対するチャレンジ感を醸し出す。
いつものジャパンカップとは違った印象を感じることができ、シンプルにすごく良かった。
演出
ひとつだけ残念なのが
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暗闇の中のペンライト
これ、めちゃくちゃ綺麗だったんです。
なんで残念なの?と思われるかと思いますが、ペンライトを持つお客さんがもっといたら更にめちゃくちゃ綺麗だったと思うんです。
これ、びっしり観客席にいてペンライト点けたらめちゃくちゃ綺麗だろうなぁ、、と指を咥えながら解説席から見てました。
YouTubeで改めて見てみましたがこの綺麗さは現場じゃないとわからないと思います。
プロポーズも成功しちゃう勢いですよ、本当。
ぜひ、ご来場いただきたいです。
それとYouTubeで差し込む動画や紹介、めちゃくちゃ良かったです。
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色んな見え方が今風というか、安っぽくないデザインというか、カッコよかったです。
もちろん
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解説席もナウかったです。
アトラクション
記念フェイスオフには初日ハスカップレディの御二方
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37歳のおじさんにもなると周りからキモがられるので静かにしてましたが、ハスカップレディの知本あかりさんの大ファンです。
フェイスオフとはプレイボールみたいなもんですとテキトーな解説をしましたが上杉周大さんはフェイスオフという言葉を覚えて嬉しそうでした。笑
ピリオド間には門田しほりさんが歌を
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37歳のおじさんにもなると周りからキモがられるので静かにしてましたが、門田しほりさんの大ファンです。
TikTokもフォローしてます。
最近は、とまこまい観光大使というネームに隠されてますが元々、テレビ東京のTHEカラオケ★バトルにも7回出てる方。
カラオケ採点では平気で100点とか99点とか連発する人なんです。
途中で運営でもプレーヤーでもない人が
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演出に参加してましたが、この辺も含めてフェスティバルとして成功だった、といえるエキシビジョンマッチだったのではないでしょうか。
差は縮まった(?)
やはりプロの壁は厚く、あれほど有力選手を補強している社会人チーム相手に悠々と4-1、6-1と当たり前に勝利しました。
これについては正直フルパワーじゃなかったイーグルスでも当たり前に勝てる実力、さすがと思ってます。
その昔、全日本選手権で社会人とプロチームが戦った時の点差と比べると縮んだかもしれませんが、今はプロを選択せず平気で就職する時代。
それにより社会人チームのレベルが上がっているのが現実であり、この点差が明白にしています。
もしかしたらいつしかこの差が更に縮まり、一つのカテゴリーとなってしまうかもしれません。
そうなってしまえば『お遊びホッケー』『趣味程度』が当たり前となり、スポンサー企業も力を入れなくなる。
世界との差は、なお開き、学生の進学特待や推薦が無くなりアイスホッケーを国内でやることにメリットが無くなる。
そんな時代を迎えないように、レッドイーグルス北海道のようなチャレンジはこれから大事になってきます。
まとめ
こうしてイーグルスの初めての試みが終わりました。
昔は全日本選手権で大学生に勝ってやっと同じリンクで戦えたプロアマ戦。
それを目標に社会人ホッケーを続けてた自分からすると非常に羨ましいエキシビジョンマッチでした。
今はまだ色々と現実的ではないですが、このようなエキシビジョンマッチがキッカケとなりイーグルスから声がかかり、移籍してみたり、レンタルされてみたり、なんかあると面白いかもしれませんね。笑
程よい距離感でどれだけイーグルスを表に出せるか。
これからもイーグルスの取り組みには期待してます。
また、今回YouTubeで解説させていただき良い経験となりました。
上杉さんとも知り合うことができ貴重なクリスマスを過ごせました。
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引き続きアイスホッケー界に私ができること。
模索しながら協力していきたいと思います。
日本からアイスホッケーが無くならないように。
終