Gyazoを使って欲しいので、まずは会員登録して貰えますか? - Devin観察日記
DevinにGyazoを使って欲しい。ということでサインアップして貰いました。
Gyazoは、スクリーンショットを撮るだけで画像のURLがクリップボードにコピーされるツールです。僕はプライベートでも仕事でも昔からGyazoを愛用しており、2021年4月には開発元のNota(現在は株式会社Helpfeel)に入社したので、実は中の人でもあります。
この日記は個人として書いており、ステマなどというチャチなものでは断じてありません。ぜひ期待して読んでください。
(前提)なぜDevinにGyazoを使って欲しいのか?
Devinにブラウザで動作確認させているとき、スクショを撮って共有させるのはとても便利です。GitHubにプルリクを出す時は毎回スクショも添付して欲しいくらいです。
Devinはスクショを撮ることはできますが、その画像は screenshots/ というフォルダに保存されるため、セッションが終了すると揮発してしまいます。いつも一時的なURLを発行して共有してくれるのですが、プルリクに貼ってしばらく経つと画像が見られなくなってしまいます。
Gyazoならクラウドに画像がアップされるので、消える心配はありません。
サインアップ
「DevinにGyazoを使って欲しいんです!」と Gyazo PdM の @yuiseki さんに相談したところ、「Devinにサインアップさせれば良いのでは?」という話になりました。確かに、アクセストークンを用意して渡すよりもそっちの方がずっと未来的です。さっそくチャレンジすることにしました。
Devinはメールアドレスを持っていないので、まずはそこからスタートです。
ものの数分でメールアドレスをゲットしました。10minutemailという、10分間だけ使えるメールアドレスを発行できるサイトのようです。こんなサイトがあるんですね。一瞬、オレンジ色の雲の例のアレが見えた気もしますが、見なかったことにします。
続いて、Gyazoに会員登録してもらいます。
流石GoogleのreCAPTCHAはDevinにも突破できないようです!ちょっとこれは感動的でした。自転車やバイクをぽちぽち押させて何の意味があるんだ?と思っていましたが、本当に難しいようです。Gyazoのボット対策も万全であることが分かりました。
DevinのブラウザにはInteractiveモードという、人間がリモートデスクトップのような感覚で代わりに操作する機能があります。今回はそれを使って僕がreCAPTCHAを突破しました。
最後はEmail Verificationです。ところが、ここで問題が発生しました。最初に作ったメールアドレスは10分経って期限切れになってしまったのです。
しかし、Devinは諦めませんでした。別の新しいメールアドレスを作り、設定からメールアドレスを変更して、Resend Email Verificationをしたのです!
これには、僕と @yuiseki さんも思わず叫びました。いや、常に叫びっぱなしだったかも知れません。
ついにDevinは、AIとして初めてのGyazoユーザーになったのです。多分。「Gyazoのパスワードを教えて」とDevinに言うと何の疑いもなく教えてくれたので、これをSecretに追加しておきます。
開発者登録
ここまで来ると、画像アップロードまでやって欲しい。GyazoはAPIがあり、それをサポートしたnpmパッケージもあるので、それを試してもらうことにしました。
するとDevinは、Gyazoの開発者登録を始めました。さすがAIプログラマー。アクセストークンを発行し、APIドキュメントを読んで、最後にJavaScriptでCLIツールを作ってくれました。
やはり期待を裏切らないDevin、アクセストークンはソースコードにベタ書きです。でもDevinが自分で利用するだけなら、これで良いのかも知れません。
記念Gyazo
最後に「Gyazoって」とお願いしました。その結果がこちらです。
Devin、本当に粋なやつですね。
今回のオチ
その後何故かDevinがあらゆるウェブサイトにアクセス出来なくなりました。たぶん、昨日の居酒屋で、reCAPTCHAを遊びすぎたせいだと思います。
皆さんのDevinにはくれぐれも真似させないで下さい。
reCAPTCHAは人間に残された貴重な仕事です。
追記:今朝もう一度試したら治ってました。よかった…