井手英策先生の授業の前に
こんにちは。小嶋です。第2回の授業まで1ヶ月余りとなりました!次回の2時間目の授業は井手英策先生にご講義頂きます。ひとつご連絡です。
授業に参加される方も、それ以外の方も、まだ未読の方、可能でしたら写真にあります、「欲望の経済を終わらせる」をぜひご一読いただくことをお勧めします。帯は一見キャッチーですが、財政や経済のみならず、政治、ひいては日本社会で今まで起こった物事が検証され、わかり易く解説され、びっしり詰め込まれています。内容をどう捉えるかは皆さん次第ですが、袂に入れる価値ある一冊です。
これは特に私たちミドル世代(バブル世代)へのメッセージですが・・・私たちは今まで生きてきた中で、何を考え、何を学んできたのでしょうか。好景気とバブル経済、リーマンショック、不況と財政難・・・その中で、世界では、日本では、何が起こり、何が決まったのか、新自由主義とは何か、私たちは何を得て何を失ったのか、これから何をどう考えていけばいいのか。私たちは今、立ち止まり、振り返る必要があると思います。この一冊を読むことで、その「きっかけ」が掴めると思います。
また、過去、野中郁次郎先生のお話から興味を持ちましたが、今回井手英策先生の著書を辿って、アダム・スミスの「道徳感情論」に繋がったことは、とても嬉しいです。10年後に小田原寺子屋スクールⅡでみなさんと「道徳感情論」まで紐解いていたら、なんと凄いだろうと思いました。第1回の皆さんのアンケートから、授業は聞くだけでなく、対話の場も作れたらと思っています。
11月22日の第2回授業、みなさん、是非ご参加ください。