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2023年度の終わりに
寺子屋では、特にコロナ禍が始まってから、ますます1人ひとりときちんと向き合うためには、どうすればよいのか・・・
を、考えている。
24年前にこの仕事を始めたころと比べて、1人新しい生徒に対応する仕事量は5倍~10倍増えたと感じている。
それには、
大学入試改革
小学校での英語の教科化
中学校の教科書改訂
そして、学力低下や様々な生きづらいと感じている生徒の増加など、原因はたくさんあるのだけれど・・・
もちろん授業料は、5倍~10倍になっているわけではない。
それでも、当初からの寺子屋の目標は変えたくないー
それを変えてしまっては、私がこの仕事をするモチベーションがなくなるから。そう思って24年走り続けてきたけれど
コロナ禍が始まってから、息切れすることが多くなっている。
そこで、考えたのが、グッズ販売などの副収入を考えることー
そうすれば、本当に嫌われても子どもたちに伝えるべきことは伝え、できることをして、彼らの居場所としてだけではなく、帰る場所として、いつもここにある学び舎にできるのではないか・・・
と、考えた。
そして、始めたのが20周年のお祝いができなかった2020年に出会ったデザイナーの方にお願いして作ってもらったロゴを使って
ロゴ入りグッズ販売。
コロナ禍で、地元に通う卒業生の大学生のために使える奨学金を、と始めたけれど、まだまだ目標額には到達していない。
そして、「てらこや新聞」のサブスクリプション化は、今年からファンクラブ結成に代えて改めてスタート。
先日、LINEスタンプを販売し始めた。
思った以上に薄利で笑ってしまったけれど・・・そのキャラクターを使ったグッズも販売しよう!なんて、いろいろと考えていたら、ちょっと楽しくなってきた。
なんだか、道をそれていっている塾ーになりつつあるように見えるかもしれないけれど・・・
本業の、生徒たち、ご家庭のニーズにも丁寧に対応したいと思っている。
授業料が少し割高に思えると言われるけれど、ここ1年あまりずっと他の塾と合わせて通っていた生徒の親御さんが先日
結局、費用を考えると、他の塾とほぼ同じか安いくらいだ
と、4月から受験生の息子さんの塾を寺子屋一本に決めてくれた。
寺子屋は、生徒を塾漬けにせず、自分で考えて自ら学べる生徒たちが育つ塾だ。2023年度の終わり改めてその思いを確認し、2024年度は、あの手この手で生き残りをかけた1年となりそうだ。
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