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子どもたちに伝えたいこと
定期試験週間が続いている。
試験期間前の生徒たちの学習に臨む姿勢に長い間通ってくれている生徒たちの成長を見られる期間である。
一方で、子どもたちの学ぶ姿勢が歪んでいると感じることが多い期間でもある。
「ここはテストに出ないんです。」
「こんなのテストには出ない。」
という生徒たち。
そして、そういう発言をする生徒たちは、テストの点数も成績も芳しくないことが多い。
ここはテストに出ないんです!
例えば、今回の英文法のテスト範囲が「動名詞」だとすると、「不定詞」はテスト範囲ではないという主張。
前のテスト範囲のところは、もうわかっているはずなので、出る可能性は大。
「今回の範囲は、このレッスンの単語だけ」というようなテスト範囲があるのだけれど、単語だけ範囲にすれば、テスト範囲のレッスンで習ったことを使った、出ないと彼らが主張するレッスンの文章は出せる。単語だけ見ておけばいいよ、ということではない。
余分な勉強はしたくない!楽がしたい!という気持ちが強すぎて、結局、すべき学習もできていない。すべき学習がわかっていれば、ここも出るかもしれない・・・と考えることの方が多いはずだ。
こんなのは出ない!
じゃぁ、どんなのが出るの? と聞いてもわからない。今まで出ていない!
の主張・・・今までどんな問題が出ていたか、覚えているのか?
今までのテスト問題を見ても、これからの進路を考えても、これがわかっていれば、様々な問題に対処できるはず、という練習問題がある。また、長文の問題は、こんなのがテストに出ようが出まいが、これがわかっていなければ、内容が理解できていないということだという問題もある。君たちは、「こんなの」というほど、内容がわかっているのか?と聞きたくなる。
出ないところがわかっているなら、出るところもわかるでしょう?
それなら、自分で勉強できるのではないか?
というと、私たちが横暴なことを言っているような目で見られるが、独断専行しているのは、自分たちだということに気づいていない。
できないこと
知らないことを
知っているからこそ
先に進めるんだ
先週小学生に音読の課題として出した文章だ。
まずは、自分たちができないこと、知らないこと、自分の弱さを知ることが学習を先に進める大切な要素であることを忘れないでほしい。
ちょっと愚痴っぽくなってしまった・・・😭
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