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働く人にとっても居場所であり、帰る場所に

2020年からの2年半、新型コロナによる影響だけではなく、職場や家族に大変化が起こっている。その変化への順応の難しさを思い知り、今、一歩踏み出す先を考えている。

2020年、コロナ禍が始まり、誰かがコロナに罹患したり、濃厚接触者になったときの対応を考えなければならないだけではなく、職場の要であった1人の講師の結婚と出産が続いた。そして、同時に、我が家では母から車を取り上げるときが来ていた。

ライフステージに合わせて働ける場所

働く者一人ひとりにとっての人生の段階に合わせて働ける場所を作らないといけないと今まで以上に強く感じている。1人の講師が、結婚、出産で働き方が変わり、それに合わせて、他の講師たちの働き方も変わった。そしてほかの誰かにも、次のステージがいつ来るかわからない。女性のライフステージの話をするとき、結婚、出産、子育てなどが語られるが、それを一気にすっ飛ばしてきた私にすら今、「介護」が切実な次のステージとして現れている。

理想を言えば

まずは、全員の週休3日確保である。年齢とともに、どんな家庭でも週休2日では、休みにならないことが多くなる。そして、コロナ禍のような状況が続き、誰かが欠けたとき、皆でサポートできるようにするなら、平常時にしっかりと休んでいるということが大切だと思う。

一方で、3日休むよりも、子どもたちを家で出迎えたいお母さんはシエスタのような休憩がある方がいいかもしれない。まだ小さいお子さんのときには職場に連れてこられる場所や、家でできる仕事や家族に負担にならない程度に預けられる数時間の仕事もあるといいだろう。その上で、今まで通り、育休は希望するなら3年くらいまでは、復帰場所を確保するようにしたい。

コロナ禍で改めて思い知ったのは

助けを求めるべきは、そばにいるお互いであるということ。セイフティーネットは、自分たち自身ーそんなことも考えての様々な働き方を模索したい。そして、一度関わった人を大切にし合える関係で生き生きと働く大人がいる場所で、子どもたちの育ちをサポートしたい。長い道のりになるけれど、この秋、そのための一歩を踏み出せればいいなと思っている。

やはり、子どもたちには、自立は「一人で生きて行くこと」ではなく、頼る人も、頼ってくれる人もいるそんな自分になることだと伝えて続けていきたいから。

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Terakoya Kamei
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