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かなえたい夢 ②
私は、自他ともに認めるお父さんっ子の末娘だった。
5人兄妹の一番下。
私が生まれるころ父の商売は、全盛期に入り
仕事を少しずつ他の人に任せ始めたので
多分、5人の子どもたちの中で、
幼少期に一番時間を過ごせる子どもだったのだと思う。
父との思い出は多い。
そして、私は何でも父に相談する子だった。
また、高校生になると、自然と私は父のお手伝いをするようになっていた。
父が頼まれるボランティアの翻訳の仕事や
個人的に教えてほしいという知り合いのお子さんに英語を教えたり
高校生のときからお手伝いを始めた。
お金をもらって初めてした英語講師は、大学1年生の夏だった。
父の塾で昔働いていた方の塾で講師や、その方の紹介で家庭教師に行った。
父は、私にいつも
「英語は道具、習得が目的であってはならない。」
と言っていた。
そして、大学を選ぶとき
「英語の先生になりたいなら、英語以外の言語を専攻しなさい。」
と、アドバイスをくれた。
ー英語科以外の方が、入りやすいし
なんて、付け加えて笑いながら。
父も伯父も私の母校の大学で「中国語」を専攻していた。
伯父は自らの塾で、物理まで教えてしまう秀才だった。
父にも伯父にも、英語はいつも自分たちの行動と視野を広げる道具でしかなかった。
教えることは学ぶことー Teaching is learning.
と、言いながら、仕事を楽しんでいた。
私もそう思っている。
だから、寺子屋では
子どもたちの人間力を高めるものであれば、なんでも
いろいろとチャレンジしたいと思っている。
その中で、自分も学びたいと思う。
子どもたちの居場所、学びの場所が増えるのであれば、できることを提供したいと思っている。
畑を作り
読書会を催し
学校に行きづらい子たちの、晴耕雨読に付き合うのも良いかもしれない
短期・中期・長期的な目標を作り、それを達成できるなら、気分で畑で体を動かし、ときどき本を読み、たまに勉強する
おしゃべりをしながら考える
ときには居眠りもする
そんなスタイルも良いのかもしれないー
と、思ったりもしている。
子どもたちが集まり
少し年上のお兄さんやお姉さんとも交流して
だいぶ年上のおじさん、おばさんの話を聞き、自分の話も聞いてもらい
学べる空間にするべく、とりあえず、来年は
畑と読書会(講演会)を実現させたいと思っている。
明日の大掃除では、寒い中、みんなで落ち葉を集めて、腐葉土に作りに挑戦する予定だ。
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