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私の仕事

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2000年3月に開校した寺子屋かめいも、2025年3月には25周年を迎えます。そのための準備を進めたいと思っています。その一つとして、私の思いや寺子屋でのエピソードをまとめていき…
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#学習塾のできること

自然に学んでしまうこと

この仕事を始めて23年と3か月ほど ・・・なぜだろうと考えてしまうことがある。 多くの子どもたちが 人の話をきちんと聞けないこと、聞こうとしないこと 英単語・漢字だけではなく、「用語」を覚えるのがとても苦手なこと 人が読み上げているものを一緒に目で追うことができないこと そして 相手の意図や求めていることにこたえようとしないこと 一方、少しずつ、するべきこととして説明をするとほとんどの子どもたちが少しずつできるようになっていく。 ということは、 彼らは、そ

本当にそうだろうかー③

本当にそうだろうかー この25年間、そう問うことが多くある。 1日に何時間も勉強しろという中学校、高校の先生方の発言 聞く度、腹が立つ、私 ・・・高校なぞ、教科ごとに2時間、3時間と言われることもあって ある卒業生が高校生のとき、 ー先生たちの言っている勉強時間を足していくと、学校の時間を合わせて23時間くらいになるんですよ。1日で、ですよ。残りの1時間で、3回のご飯食べて、お風呂入って、しなきゃいけなくなるんですよ。 なんて、呆れながら言って、笑っていたけれど

10月の終わりに

今年も残すところ2か月ー 寺子屋かめいの25年目も残り4ヶ月ほどとなります。 先日、父の教え子の方と話をしたとき、 私は世でいう反抗期がなかったという話をしたところー 「社会にはずっと反抗しているけれどね」 というようなことを言われました。 笑ってしまいましたが・・・私は 「おかしいことは、おかしい」と言いたいし、 世の中をできるだけ多くの人にとって住みやすい場所にしたいと思うー そういうことを「反抗」だととらえてはいないんだけれど ・・・と、思いつつ ク

てらこやのひび ㉘

先週の金曜日ー卒業生が手土産にカレンダーパズルを持ってきてくれた。 先週の金曜日は10月11日だったので、こんな風に11が出るようにパズルを組む。 母に、と言ってもらったのは12月(私の誕生月)のパズルで、早速帰宅後、自分の誕生日に合わせて作ってみた。 なかなか、難しかったけれど、完成すると頭がすっとして、寝つきが良い気がした(私が単純なだけかもしれないけれど)。 とりあえず、毎日、その日付に合わせてロビーに置いておくことにしたところ、土曜日には小学2年生が授業後、何

国語基礎講座 ①

第一回目が先週の土曜日行われました。 1回目の課題の本は・・・「ゆうたはともだち」 きたやまようこ作 あかね書房 最近の絵本は「て・に・お・は」がないものが多くて、ちょっと悩ましいのですが・・・ 音読、書き写し、音読、感想文・・・という順で進めていくために、最初の授業で、嫌にならない程度の文字数で様子を見たいと思っていたのと、このお話は、いろいろと意外な感想が出るのではないかと思って楽しみしていました。 感想を言うことー 書くことではなく、言うことから苦手という生徒

ときどき考えること ⑧

高校生のテスト期間が始まると、私は不機嫌なことが多くなる。 笑 外国語を学ぶ力は、やはり母語に影響され、母語に影響すると思うことしきりだ。 私は、国語の成績が悪かったから、当時、周囲の大人に挙って「このままだと英語もわからなくなる」と言われ続けた。 けれど、私は、どちらかというと英語を通して日本語に興味を持ち、「国語」という科目ではなく、日本語にも気を遣うようになっていき、受験で国語が足を引っ張ることはなく、私の英語の成績や英語力に日本語が足かせになることはなかった。

学習塾にできること ④

受け入れるー 寺子屋かめいの25年目も後半に入っている。 この25年足らずの間、私の中のキーワードだった気がする。 「受け入れること」 子どもたちの現状を受け入れること 今あるものを受け入れること 今ないものを受け入れること 今、できることを受け入れること 今、できないことを受け入れること そこから始まるのが教育ーなんだなぁ と、思う一方で 慣れることー 当然とすること あきらめること 当たり前だと考えること 仕方がないと思う 大人たちが 子どもたちの現状に

学習塾にできること ③

2学期制を採用している松阪地区の公立中学校で前期の成績が出てきている。 成績だけではなく、普段から、生徒たちといろいろな話をするけれど いろんな誤解があるな・・・と思うことが多い。 そして、昨日の生徒との会話で 去年の私の誕生日に、公立中学校1年生の親御さんが ーこのままでは、希望している高校に行けない。 と、担任に言われたと長い電話があったのを思い出した。 そして、生徒は、お母さんの表現を使うと5教科を教えてくれて「もっと点数が取れるようになる」塾に移った。

学習塾にできること ②

寺子屋かめいは、一応 小学生から社会人までの総合英語塾 を、名乗っている 笑。 そして、25年足らず前に「英語でも読み書きそろばんができる人が育つ塾」を目指して「寺子屋」と名付けた。 でも、今、英語どころか日本語での読み書きそろばんも怪しい子どもが少なくない。 それは、小学生からかなり顕著に出ているため 様々な対応をご家庭でもお願いするけれど 結局、それが表面化して問題となるのは、中学校や高校に入学してから・・・というケースが多い。 その場合、その時点では、子

学習塾にできること 

今年の夏休みー 夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024として 新しい取り組みを行った。 そして、そのためにクラウドファンディングを行った あっという間に、最初の目標額を達成し、2つ目の目標として支援者25名を掲げたけれど、期限残り1週間ほどのときに達成できた。そして、3つめの達成目標ということで50万円を掲げてそれも達成できた。 その支援者の半分以上が卒業生だったことを、私はとても嬉しく思った。 そして、その中にいた平成3年生まれの2人 「先生、塾続けるの

寺子屋 秋のプロジェクト

10月から小学1年生~3年生対象に 「国語基礎講座」を始めようと思っている。 寺子屋かめいは「英語塾」だ。 英語塾なのに「寺子屋」と名付けたのは、英語でも読み書きそろばんのできる子どもたちが育つ地域教育の場を作りたかったからだ。 けれども、子どもたちの日本語力の低下が、英語だけではなく他の科目、日常生活において理解力に影響していて、日本語でも読み書きそろばんもあやしいと思うことがかれこれ、25年ほど続いている。 そして、このところ「文字」が書けない生徒が、小学生だけ

受験に臨む姿勢は、入学後を視野に入れて・・・

もう15年以上前に、突然、寺子屋にいらした保護者の方に、 開口一番 「先生は、生徒をどのような大学に入れていますか。」 と、聞かれたことがある。 ・・・思いがけない質問に、面食らって、 いや、私が入れるわけではなくて・・・と心の中で呟いていると 「息子を、同窓会に行けるようにしてやってほしいんです!」 と、続けて言われた。 笑 三重県では、東大進学者数が一番多いと言われている中高一貫の私立校に通う高校2年生の息子さん。いざ、授業をしてみると、やはりさすがT高に行

寺子屋の取り組み ⑧ 釣り部続編

日曜日ー スタッフ、卒業生、中学生、高校生の有志と釣りに行きました。 中学1年生くんが初参加ー 最初はたどたどしかったし、なかなか釣れなかったので、もう来ない!っていうかとおもいきや、また来たいとのことでした。 エサのゴカイを針につけるのが、今回は最後までできなくて、卒業生やスタッフ、そして、私に任せっきりだったけれど、 「次回はします!」 とのことでした。 社会人の卒業生くんが代わりにつけてくれるとき まず、臭い嗅いでみる・・・なんて、別にする必要のない手順を

なにかが、おかしい ⑰

昨日、ずっと気になっていたことを高校生に聞いてみた。 授業の予習、復習していないよね? 最近、行事がいつからかを報告できない生徒ー小学生だけではなく、中学生、高校生が多いーというか、ギリギリ(明日や明後日)になるまで報告できるない生徒がほとんどだ(できる生徒はほんの少ししかいない)。 なのに、 「文化祭が近いので」 「大会が近いので」 と、振替の要望が出たり、当日欠席の連絡があったりする。 挙句の果てに「打ち上げ」なる謎の行事で塾を休む生徒までいる。 で、 振