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この仕事を始めて23年と3か月ほど ・・・なぜだろうと考えてしまうことがある。 多くの子どもたちが 人の話をきちんと聞けないこと、聞こうとしないこと 英単語・漢字だけではなく、「用語」を覚えるのがとても苦手なこと 人が読み上げているものを一緒に目で追うことができないこと そして 相手の意図や求めていることにこたえようとしないこと 一方、少しずつ、するべきこととして説明をするとほとんどの子どもたちが少しずつできるようになっていく。 ということは、 彼らは、そ
本当にそうだろうかー この25年間、そう問うことが多くある。 いじめを受ける子どもたちが、「死」という決断をするほど悩んでいるのに 親や周囲の大人に言うことができないー 親に心配かけられないー 闇バイトに手を出し、犯罪にーそれも凶悪な犯罪にー手を染める若者たちが 家族に迷惑をかける 家族にまで被害が及ばないようにと 抜け出すことができないー と、聞く度、納得ができない私がいる。 それは、彼らができないのではなく、 彼らができないように私たち大人が追い込んでい
本当にそうだろうかー この25年間、そう問うことが多くある。 中学生、高校生の親御さんが もう、親の言う事なんて聞かないんで、 と、前置きをして 「先生から言ってください。」 「ほかに言ってくれる人がいてありがたいです。」 というとき・・・ 私は、親の言うことはなかなか「素直に」聞き入れないから、同じことを言ってくれる信頼する大人がいることがありがたく、幸運だと言っていると思っていた。 あくまで、私たちの「協力」をありがたいと思ってくれていると信じていた。
なぜ、英語力を証明するのに、英検を好む人が多いのだろうか ・・・と、考えることが年々増えている。 特に、小学生で、インターナショナルスクールに通ったり、外国(英語圏)にルーツがあったりする人にまで「英検〇級を持っています」と言われたり、中学受験で加点に使われるときに英検を基準にされたりすると、私は、首をかしげる。 英検の級はあまり実力を表さないー そして、多分、日本でしか通用しない。 上の級になれば、その人の努力への姿勢がわかるし 英検は、学習教材としては勉強する価値
母校の中学入試で「英語スピーキング」と「日本語作文」という科目選択ができるようになった。 「日本語作文」の課題を嬉しく思う一方で、複雑な思いを抱いた。 私は、この学校で習得した英語力を誇りに思っている卒業生だ。 アメリカの高校生活と大学院での課題の読解やレポートなどに困ることのない英語力をつけてもらった。 私は、大学で外国語学部に通っていたけれど、学科はポルトガル・ブラジル語学科だった。 英語を習得したのは、高校までの期間だと言えると思う。 だから、少しがっかりした
今年も残すところ2か月ー 寺子屋かめいの25年目も残り4ヶ月ほどとなります。 先日、父の教え子の方と話をしたとき、 私は世でいう反抗期がなかったという話をしたところー 「社会にはずっと反抗しているけれどね」 というようなことを言われました。 笑ってしまいましたが・・・私は 「おかしいことは、おかしい」と言いたいし、 世の中をできるだけ多くの人にとって住みやすい場所にしたいと思うー そういうことを「反抗」だととらえてはいないんだけれど ・・・と、思いつつ ク
今週は、改めてそのことを考えさせられる1週間だった。 そして、思い出した。 大学院留学中ー 学科は違ったけれど同じ学部に車いすで生活する少し年上の日本人男性がいた。あまり接点はなかったけれど、日本人はコミュニティが出来ていたのであいさつはする、カフェテリアなどで一緒になれば話くらいする、共通の友人やほかの人と一緒なら1つのテーブルで食事をすることもある程度の知り合いだった。 ある日、カフェテリアでその人と一緒になったとき、 食事を終えた彼に 「よしえさん、これ、捨
先週の金曜日ー卒業生が手土産にカレンダーパズルを持ってきてくれた。 先週の金曜日は10月11日だったので、こんな風に11が出るようにパズルを組む。 母に、と言ってもらったのは12月(私の誕生月)のパズルで、早速帰宅後、自分の誕生日に合わせて作ってみた。 なかなか、難しかったけれど、完成すると頭がすっとして、寝つきが良い気がした(私が単純なだけかもしれないけれど)。 とりあえず、毎日、その日付に合わせてロビーに置いておくことにしたところ、土曜日には小学2年生が授業後、何
第一回目が先週の土曜日行われました。 1回目の課題の本は・・・「ゆうたはともだち」 きたやまようこ作 あかね書房 最近の絵本は「て・に・お・は」がないものが多くて、ちょっと悩ましいのですが・・・ 音読、書き写し、音読、感想文・・・という順で進めていくために、最初の授業で、嫌にならない程度の文字数で様子を見たいと思っていたのと、このお話は、いろいろと意外な感想が出るのではないかと思って楽しみしていました。 感想を言うことー 書くことではなく、言うことから苦手という生徒
今日、卒業生と少し長めに話をした。 昔は親が忙しかったけれど 今は子どもが忙しいー そんな話題が出た。 なるほどー だけど・・・私も小学生のときたくさん習い事していて 結構忙しい子どもだった。 小学1年生から 書道、スイミング、お茶、絵画教室に通っていたし 小学3年生には、それに剣道が加わって 小学4年生から、英語(教室は自分ちの敷地内にあったけれど)が入り 小学5年生でスイミングを辞めたけれど その代わり週3だった剣道が週6になった 笑 地区のドッチボールチーム
高校生のテスト期間が始まると、私は不機嫌なことが多くなる。 笑 外国語を学ぶ力は、やはり母語に影響され、母語に影響すると思うことしきりだ。 私は、国語の成績が悪かったから、当時、周囲の大人に挙って「このままだと英語もわからなくなる」と言われ続けた。 けれど、私は、どちらかというと英語を通して日本語に興味を持ち、「国語」という科目ではなく、日本語にも気を遣うようになっていき、受験で国語が足を引っ張ることはなく、私の英語の成績や英語力に日本語が足かせになることはなかった。
受け入れるー 寺子屋かめいの25年目も後半に入っている。 この25年足らずの間、私の中のキーワードだった気がする。 「受け入れること」 子どもたちの現状を受け入れること 今あるものを受け入れること 今ないものを受け入れること 今、できることを受け入れること 今、できないことを受け入れること そこから始まるのが教育ーなんだなぁ と、思う一方で 慣れることー 当然とすること あきらめること 当たり前だと考えること 仕方がないと思う 大人たちが 子どもたちの現状に
2学期制を採用している松阪地区の公立中学校で前期の成績が出てきている。 成績だけではなく、普段から、生徒たちといろいろな話をするけれど いろんな誤解があるな・・・と思うことが多い。 そして、昨日の生徒との会話で 去年の私の誕生日に、公立中学校1年生の親御さんが ーこのままでは、希望している高校に行けない。 と、担任に言われたと長い電話があったのを思い出した。 そして、生徒は、お母さんの表現を使うと5教科を教えてくれて「もっと点数が取れるようになる」塾に移った。
寺子屋かめいは、一応 小学生から社会人までの総合英語塾 を、名乗っている 笑。 そして、25年足らず前に「英語でも読み書きそろばんができる人が育つ塾」を目指して「寺子屋」と名付けた。 でも、今、英語どころか日本語での読み書きそろばんも怪しい子どもが少なくない。 それは、小学生からかなり顕著に出ているため 様々な対応をご家庭でもお願いするけれど 結局、それが表面化して問題となるのは、中学校や高校に入学してから・・・というケースが多い。 その場合、その時点では、子