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私の仕事

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2000年3月に開校した寺子屋かめいも、2025年3月には25周年を迎えます。そのための準備を進めたいと思っています。その一つとして、私の思いや寺子屋でのエピソードをまとめていき…
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#子どもの居場所

自然に学んでしまうこと

この仕事を始めて23年と3か月ほど ・・・なぜだろうと考えてしまうことがある。 多くの子どもたちが 人の話をきちんと聞けないこと、聞こうとしないこと 英単語・漢字だけではなく、「用語」を覚えるのがとても苦手なこと 人が読み上げているものを一緒に目で追うことができないこと そして 相手の意図や求めていることにこたえようとしないこと 一方、少しずつ、するべきこととして説明をするとほとんどの子どもたちが少しずつできるようになっていく。 ということは、 彼らは、そ

25年目の1年 ~ 25周年に向けて ~ 

To Begin With… とりあえず・・・準備 笑 昨日、母に誕生日プレゼントの1部を買ってもらいました 笑 スコップ・・・笑 予算でいくともう2,3本買えるのですが、大きさや重さを確認するために、まずは1つだけ買ってきました。 来年25周年を迎える寺子屋かめいですが、いろいろなことにチャレンジをする予定です。 子どもたちと25年足らず接してきて、年々、勉強以前の問題が多すぎると感じ、その一方で、勉強以前の問題がゆっくり整えられれば、問題を少しずつ解決していける

本当にそうだろうかー③

本当にそうだろうかー この25年間、そう問うことが多くある。 1日に何時間も勉強しろという中学校、高校の先生方の発言 聞く度、腹が立つ、私 ・・・高校なぞ、教科ごとに2時間、3時間と言われることもあって ある卒業生が高校生のとき、 ー先生たちの言っている勉強時間を足していくと、学校の時間を合わせて23時間くらいになるんですよ。1日で、ですよ。残りの1時間で、3回のご飯食べて、お風呂入って、しなきゃいけなくなるんですよ。 なんて、呆れながら言って、笑っていたけれど

本当にそうなのかー②

本当にそうなのかー この25年間、そう問うことが多くある。 いじめを受ける子どもたちが、「死」という決断をするほど悩んでいるのに 親や周囲の大人に言うことができないー 親に心配かけられないー 闇バイトに手を出し、犯罪にーそれも凶悪な犯罪にー手を染める若者たちが 家族に迷惑をかける 家族にまで被害が及ばないようにと 抜け出すことができないー と、聞く度、納得ができない私がいる。 それは、彼らができないのではなく、 彼らができないように私たち大人が追い込んでいる

本当にそうだろうかー

本当にそうだろうかー この25年間、そう問うことが多くある。 中学生、高校生の親御さんが もう、親の言う事なんて聞かないんで、 と、前置きをして 「先生から言ってください。」 「ほかに言ってくれる人がいてありがたいです。」 というとき・・・ 私は、親の言うことはなかなか「素直に」聞き入れないから、同じことを言ってくれる信頼する大人がいることがありがたく、幸運だと言っていると思っていた。 あくまで、私たちの「協力」をありがたいと思ってくれていると信じていた。

学習塾にできること 

今年の夏休みー 夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024として 新しい取り組みを行った。 そして、そのためにクラウドファンディングを行った あっという間に、最初の目標額を達成し、2つ目の目標として支援者25名を掲げたけれど、期限残り1週間ほどのときに達成できた。そして、3つめの達成目標ということで50万円を掲げてそれも達成できた。 その支援者の半分以上が卒業生だったことを、私はとても嬉しく思った。 そして、その中にいた平成3年生まれの2人 「先生、塾続けるの

来年のプロジェクト構想?妄想?暴走?

夏休みが明けて、朝の仕事がなくなったので、毎朝、庭の草刈りを草刈り機の電池の充電が切れるまでしている。 っといっても、まだ2日 笑 里山化しているようにも見える我が家の庭を見渡して・・・先は長い・・・と、感じている 笑 同時に、この夏ー 子どもたちを見ていて、やはり人と交流する機会だけではなく、自然と触れ合う場所と時間の必要性を感じたことを思い出しながら、我が家の庭や母の実家の空き地を使って何かできないか、と考える。 この夏休み、 いろんなことがあって、来年に向け

ありがとうございます!

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 昨日のおまけ講座をもって、全プログラムが終わりました。 並行して挑戦していたクラウドファンディングの期間も8月31日で終了しました。 当初の目標額を大きく上回るご支援をいただきました。 ありがとうございます。 お弁当代や大学生の人件費などを清算したあと 来年のプロジェクトに向けて 設備を整えていきたいと思っています。 ご支援いただいた方、そして、告知にご協力いただいた方 本当にありがとうございました! これからも寺

夏休みが終わろうとしている ②

夏休み 子どもの居場所プロジェクト 2024 残り2日+おまけ講座だけとなったプロジェクト、少しホッとしているようでもあり、名残惜しいと感じることも多い。 来年は、半日コースを主に組み立てていこうと思っている。 お母さん、お父さんのどちらかしかお休みでないときに、もしくはどちらかがいつもおうちで子どもたちと過ごしているご家庭で、少しお母さん、お父さんが自分の時間をとるために 小さな弟や妹がいて、落ち着いて勉強や自分のことに取り組めないお姉ちゃん、お兄ちゃんの自分のため

夏休みが終わろうとしている ①

最初は見切り発車だった プロジェクトの残り期間はあと数日となった。 今年、思い切ってやってみてよかったと心から思っている。 毎年している夏期講習より、この形の中でそれぞれに合った講座を入れ込む形にした中学生・高校生の夏期講習は、子どもたちの1人1人の様子がよく見えて対応がしやすかった。 彼らの強みや弱みが良く見えた気がする。 生徒の人数や講師の得手不得手も考えて、明日はこれをしよう、今日はこうしようと生徒ともに考えながら講座ができたことがよかったのかもしれない。

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 22日目

ここまでの反省点&改善点 ①、② どれくらいの人数が集まり、どんな感じになるのかが手探りだったのと、小・中・高校生の夏休みの始まりと大学生の夏休みの始まりが違いすぎたこともあり、前半、朝の担当が小学生のお子さんがいるスタッフ(お子さんと一緒に出勤)と私に偏りすぎて、私は夜の授業に備えて、午後の早い時間に姿を現すことが少なくなってしまいました。 満遍なく、他のスタッフにも朝の時間を体験してもらえるように、夜の授業の調整などが必要だと感じています。 そのためには、人員確保が

夏休み前半の最終日に寄せて

先日の「進路についてのアドバイス 番外編?」で と、書いた。 私は幼いころからお父さんっ子で、自分の意見はきちんと伝える子だったけれど、親に反抗することはほとんどなかった。 でも、塾を再開させたいと言い出したころから、父と喧嘩することが多くなった。 父は、以前↑の記事でも書いたけれど、塾という存在についてずっと疑問を持っていた。 そんな父からすると、末娘が塾を再開させるというのは、裏切りに近かったのだと思う。 そこから、話し合い、論争、喧嘩、議論、話し合いを重ね、

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2週目 ①

中学生、高校生の言葉の認識というのか、理解の仕方にときどき不安を感じる。 ときどき?  いや、しょっちゅうかもしれない。 この夏休み、中学1年生だけではなく、途中入学で基礎が不安な高校生まで中学1年生の問題に取り組んでもらっている。 I , youの意味に、「私」「あなた」 likeに、「好き」、studyに「勉強」 funに「楽しい」と書かれても私の眉間にはしわが寄るのに fanの意味に「楽しい」 computerの意味に「機械」と書かれると あぁ、また、電話=

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 2週目 ②

学校の夏休みの宿題を保護者の方が添削するという制度が、気が付けば定着しているけれど 今回の「夏休み子どもの居場所プロジェクト」では、その添削も、頼まれたら、私たちがすることにしている。親御さんたちの仕事と、子どもたちも含め双方の心の負担を減らすために・・・。 添削を私がすることになっていた小学2年生の生徒が、一昨日までに2つ問題集を終わらせた。取り組んでいる様子を見ながら 「添削するの、私やで~。そんなうざうざな(雑な)字で、いろいろ落書きもしていると、全部消されるよ。