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私の仕事

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2000年3月に開校した寺子屋かめいも、2025年3月には25周年を迎えます。そのための準備を進めたいと思っています。その一つとして、私の思いや寺子屋でのエピソードをまとめていき…
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#連続投稿

自然に学んでしまうこと

この仕事を始めて23年と3か月ほど ・・・なぜだろうと考えてしまうことがある。 多くの子どもたちが 人の話をきちんと聞けないこと、聞こうとしないこと 英単語・漢字だけではなく、「用語」を覚えるのがとても苦手なこと 人が読み上げているものを一緒に目で追うことができないこと そして 相手の意図や求めていることにこたえようとしないこと 一方、少しずつ、するべきこととして説明をするとほとんどの子どもたちが少しずつできるようになっていく。 ということは、 彼らは、そ

夏休み前半の最終日に寄せて

先日の「進路についてのアドバイス 番外編?」で と、書いた。 私は幼いころからお父さんっ子で、自分の意見はきちんと伝える子だったけれど、親に反抗することはほとんどなかった。 でも、塾を再開させたいと言い出したころから、父と喧嘩することが多くなった。 父は、以前↑の記事でも書いたけれど、塾という存在についてずっと疑問を持っていた。 そんな父からすると、末娘が塾を再開させるというのは、裏切りに近かったのだと思う。 そこから、話し合い、論争、喧嘩、議論、話し合いを重ね、

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 2週目 ③

クラウドファンディングー期限まであと28日になりましたご連絡、昨日、リターンを少し増やしました。 「教育相談」  この夏、早朝に教室を開け、授業をして、生徒とスタッフとお昼を食べて、午後、誰かに代わってもらって、 母のリハビリのある日は送迎や買い物をして、夕方戻ってきて授業 リハビリのない日は仮眠をとって、夕方戻って授業 そして、合間に生徒の進路相談、親御さんたちの相談などを含む面談、卒業生との食事など・・・ そんな中で、自分がいかに恵まれ、のほほんと生きてきたか

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2週目 ①

中学生、高校生の言葉の認識というのか、理解の仕方にときどき不安を感じる。 ときどき?  いや、しょっちゅうかもしれない。 この夏休み、中学1年生だけではなく、途中入学で基礎が不安な高校生まで中学1年生の問題に取り組んでもらっている。 I , youの意味に、「私」「あなた」 likeに、「好き」、studyに「勉強」 funに「楽しい」と書かれても私の眉間にはしわが寄るのに fanの意味に「楽しい」 computerの意味に「機械」と書かれると あぁ、また、電話=

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 2週目 ②

学校の夏休みの宿題を保護者の方が添削するという制度が、気が付けば定着しているけれど 今回の「夏休み子どもの居場所プロジェクト」では、その添削も、頼まれたら、私たちがすることにしている。親御さんたちの仕事と、子どもたちも含め双方の心の負担を減らすために・・・。 添削を私がすることになっていた小学2年生の生徒が、一昨日までに2つ問題集を終わらせた。取り組んでいる様子を見ながら 「添削するの、私やで~。そんなうざうざな(雑な)字で、いろいろ落書きもしていると、全部消されるよ。

何かが、おかしい ⑯

2000年生まれの卒業生が中学生だったとき、8月の終わりになって、 「先生、税についての作文、どんなこと書いたら良いと思う?」 と、聞いてきたので ーたしか、アインシュタインが「この世で最も理解しがたいものは、所得税だ」って言ってたから、アインシュタインの功績を延々と書いて、最後に「こんな天才でも理解できない税について、僕がわかるはずはない」 で、締めくくってみたら? と、言ってみた。 「そんなことしたら、ぼく、先生に呼び出されてめっちゃ怒られるやろ。」 と、即、

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 始動 ③

昨日 中学3年生の英語の夏期講習を含め、今週1番の人数で午前中のプロジェクトがスタート。 私は、愛犬の具合が悪かったので、途中抜けさせてもらって動物病院へ・・・ 帰ってきたら・・・ 机の上に辞書が積まれていました。 勉強していたようには・・・見えません・・・ 笑 2人の様子が可愛かったので、集中してしていると思って、パシャリとして、写真を確認したら、カメラ目線になっていた生徒ーーー顔は見せられないのでウィンク顔にしておきます。 それぞれがそれぞれのペースがあるので

夏休みの課題 ① ~作文~

平成元年生まれの卒業生が高等専門学校を卒業する年の冬のある夜、 メールで 「卒論につける英語の要約文が終わらないので、助けてください。」 言ってきたことがある。 私は、その日大風邪をひいていて、やっと帰って寝られるとホッと一息をついたときにやってきたメールに、内心「げっ」と思いつつ 「いつ提出?」 と、返すと、なんと 「明日」、、、、それも、朝7時に家を出る前に完成させたいとの返事が、、、。 温かい布団が遠のいていくのを感じながら PCに日本語文と自分が今ま

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 始動 ②

今週は、大学がまだお休みに入っていないので、講師たちでプロジェクトを回していますが、なかなか、中学生が大活躍です。潤滑油として小学生たちの相手をしてくれています。 休憩時間にもお話相手をしてくれたり、授業中もモノを落としたり、どこかに置き忘れたりで騒いだりしていても、落ちたものを拾ってくれたり、探し物を見つけてくれたり、優しくしてくれます。 2日目、昆虫好きだという小学3年生くんが 羽化に失敗した蝉の抜け殻(実際には抜けていませんでしたが)を見せてくれたので、私のスマート

なにかが、おかしい ⑮

月曜日ー卒業生の小学校の先生と会った。 そのとき、5月末に中学1年生の息子さんの授業参観に行ったスタッフから聞いた中学校の英語の授業の話をした。 What is this?/What is that? の答えには It を使うと言いながら、担当の先生が 別にthisやthatでもいいんだけれどね。 と、付け加えたという。 いやいや、最初はきちんとルール教えて、定着させようよ、と、 驚いたし、その場にいなくてよかったと思ったけれど その発言、あながち間違ってはいな

なにかが、おかしい ⑭

てらこや新聞に寄稿してくれているテレビ局で働く友人が、以前ニュースを子どもたちにもわかるように伝えることに苦心しているというような内容の話を書いていて、首を傾げた。 今回の「子どもたちの居場所プロジェクト」の案内書を書きながら、そんなことを思い出した。 そして、保護者の方々から「わかりにくい」と言われることに慣れて、もう開き直る姿勢をこの25年ほどで身に着けてしまっている自分の姿に苦笑した。 相手にわかるように心を尽くすことは大切なことー でも、講座の説明は、子どもた

それって必要ですか? ②

月曜日に会った卒業生が言っていたことでもう1つ(まだ出てくるかも)気になったことがあった。 ーそういうことに気づけるかどうかって育ってきた環境によるっていうか、周囲の大人がそれをどれだけきちんと教えてくれたかにかかっているじゃないですか。 と聞かれた。 一時期話題になっていた「親ガチャ」の発想なのだろうか。 たしかに、そういうところは大きいけれど、それだと生まれた環境、育った家庭で自分の将来が決まってしまうことになる。そんなことはないし、同じ家庭で育ったって兄弟によっ

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 ⑧

この夏の寺子屋の挑戦ー夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 友人からのアドバイスもあり この新たなる挑戦に向けて クラウドファンディングを始めました。 何もかも初めての取り組みで緊張&ドキドキでしたが、卒業生たちのLINEグループにお知らせして10分くらいで1人が協力をしてくれました。 お礼の連絡をしたら、「学生時代お世話になったことへの少しばかりの恩返しです。僕も寺子屋が居場所だったので」との返事。 本当にうれしく、ありがたいと思いました。 その後、こ

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 ⑦

2024年、夏 寺子屋にとっては挑戦の夏だ。 先日、てらこや新聞を寺子屋生のご家庭にお送りしたところ、保護者の方から、嬉しいメールがあった。 「とてもよいタイミングでプロジェクトをありがとうございます!」 というようなメッセージが書かれていた。 まだ始めてもいないのに、「来年もせねば」なんて単純な私は思ったりもしている。 このところ急に増え始めている入塾に関するお問い合わせのときに、 「学童もするのですか?」 と、聞かれ、まだ、外にはブログとnoteでしか告知