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私の仕事

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2000年3月に開校した寺子屋かめいも、2025年3月には25周年を迎えます。そのための準備を進めたいと思っています。その一つとして、私の思いや寺子屋でのエピソードをまとめていき…
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#英語学習

自然に学んでしまうこと

この仕事を始めて23年と3か月ほど ・・・なぜだろうと考えてしまうことがある。 多くの子どもたちが 人の話をきちんと聞けないこと、聞こうとしないこと 英単語・漢字だけではなく、「用語」を覚えるのがとても苦手なこと 人が読み上げているものを一緒に目で追うことができないこと そして 相手の意図や求めていることにこたえようとしないこと 一方、少しずつ、するべきこととして説明をするとほとんどの子どもたちが少しずつできるようになっていく。 ということは、 彼らは、そ

学習塾にできること 25周年に向けて ④

中学生、高校生の皆さん 自分でしっかり考えずに、流されていませんか。 本来は自分で考えなければいけないことまで、塾の先生に考えてもらい、 本当は自分でしなければいけないことまで、お母さんやお父さんにしてもらって 当たり前だと思っていませんか。 自分は勉強とクラブ、自分のことばかりしていてそれなりの成績を修めていれば良いー そんな風に思っていませんか。 そして、同時に、そういう現状に違和感を抱いていませんか? その違和感を、「みんなそうだから」と言い訳して打ち消し

英語の長文を読んで・・・

昨日、高校3年生と一緒に読んだ英文に 1950年のサッカーのワールドカップのブラジルの敗北を「広島のような大惨事」と表現した作家の言葉が出ていた。 夜、高校1,2年生の補習授業で 「パリってロンドンにあるんやったっけ?」と聞いてきた生徒がいた。 ・・・(._.)(._.)(._.) 数年前の高校3年生にアメリカ合衆国が南北アメリカ大陸に広がっていると思っている生徒がいた。 昨日の高校3年生の授業では、英文をもとに 「社会科」の授業の大切さや、異文化交流の中で、相

かなえたい夢 ②

私は、自他ともに認めるお父さんっ子の末娘だった。 5人兄妹の一番下。 私が生まれるころ父の商売は、全盛期に入り 仕事を少しずつ他の人に任せ始めたので 多分、5人の子どもたちの中で、 幼少期に一番時間を過ごせる子どもだったのだと思う。 父との思い出は多い。 そして、私は何でも父に相談する子だった。 また、高校生になると、自然と私は父のお手伝いをするようになっていた。 父が頼まれるボランティアの翻訳の仕事や 個人的に教えてほしいという知り合いのお子さんに英語を教えたり

ときどき考えること ⑲

先日書いた思い出話① その話を、アメリカの母に伝えたときー彼女に 「アメリカ人の私が、50年あまりの人生で、ずっとアメリカに住んでいるけれど、経験したことのないことよ」 と、言われた。 たしか・・・大学の卒業旅行のこの↓旅の事件のときにも同じことを言われた気がするけれど・・・ 私が、こんなことが何回かあっても、 トランプさんが大統領になっても、 ときどき、理解に苦しむことがあっても ーアメリカを愛してやまないのは・・・ このアメリカの母との出会いを筆頭とした初め

ときどき考えること ⑯

なぜ、英語力を証明するのに、英検を好む人が多いのだろうか ・・・と、考えることが年々増えている。 特に、小学生で、インターナショナルスクールに通ったり、外国(英語圏)にルーツがあったりする人にまで「英検〇級を持っています」と言われたり、中学受験で加点に使われるときに英検を基準にされたりすると、私は、首をかしげる。 英検の級はあまり実力を表さないー そして、多分、日本でしか通用しない。 上の級になれば、その人の努力への姿勢がわかるし 英検は、学習教材としては勉強する価値

ときどき考えること ⑮ 

母校の中学入試で「英語スピーキング」と「日本語作文」という科目選択ができるようになった。 「日本語作文」の課題を嬉しく思う一方で、複雑な思いを抱いた。 私は、この学校で習得した英語力を誇りに思っている卒業生だ。 アメリカの高校生活と大学院での課題の読解やレポートなどに困ることのない英語力をつけてもらった。 私は、大学で外国語学部に通っていたけれど、学科はポルトガル・ブラジル語学科だった。 英語を習得したのは、高校までの期間だと言えると思う。 だから、少しがっかりした

学習塾にできること ④

受け入れるー 寺子屋かめいの25年目も後半に入っている。 この25年足らずの間、私の中のキーワードだった気がする。 「受け入れること」 子どもたちの現状を受け入れること 今あるものを受け入れること 今ないものを受け入れること 今、できることを受け入れること 今、できないことを受け入れること そこから始まるのが教育ーなんだなぁ と、思う一方で 慣れることー 当然とすること あきらめること 当たり前だと考えること 仕方がないと思う 大人たちが 子どもたちの現状に

英語リスニングのすすめ

9月ももう残り5日ほど・・・ 今年の夏休みー に、挑戦してよかった。 とは思うものの、総括がじっくりとできないまま、夏休み明け・・・定期試験リレーが続いている。 そして、10月の初めには英検がある。 今回は少し多めの生徒が準2級・2級を受けるー そこで、学校の試験期間がずれているために少し足踏みができるクラスでは、時間をとって英検の問題にチャレンジしてみる。 昨日、英検2級のリスニング問題に高校生の授業で取り組んでもらった。 リスニングが~・・・ と、よく聞

¥0〜
割引あり

ときどき考えること ④

昨日、先週返ってきた中学校の英語の定期テストの模範解答を見て、思わず 「はぁ?」 と、声を出してしまった。 Is the bakery popular? という文章の訳に 「そのパン屋さんは有名ですか?」         人気(有名でもOK) と、書かれていた。 OKなのか?、ええんか?、ええんか? 最近、高校生でもpopularを「有名な」と訳す生徒が少なくない。 その度、「有名な」と「人気がある」は意味が違う!と伝える。 その2回に1回くらいの割合で、

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2週目 ①

中学生、高校生の言葉の認識というのか、理解の仕方にときどき不安を感じる。 ときどき?  いや、しょっちゅうかもしれない。 この夏休み、中学1年生だけではなく、途中入学で基礎が不安な高校生まで中学1年生の問題に取り組んでもらっている。 I , youの意味に、「私」「あなた」 likeに、「好き」、studyに「勉強」 funに「楽しい」と書かれても私の眉間にはしわが寄るのに fanの意味に「楽しい」 computerの意味に「機械」と書かれると あぁ、また、電話=

なにかが、おかしい ⑮

月曜日ー卒業生の小学校の先生と会った。 そのとき、5月末に中学1年生の息子さんの授業参観に行ったスタッフから聞いた中学校の英語の授業の話をした。 What is this?/What is that? の答えには It を使うと言いながら、担当の先生が 別にthisやthatでもいいんだけれどね。 と、付け加えたという。 いやいや、最初はきちんとルール教えて、定着させようよ、と、 驚いたし、その場にいなくてよかったと思ったけれど その発言、あながち間違ってはいな

Small Talk ⑦

英語をどうしたら面白いと思えるのかー そんな質問を、土曜日、生徒にされた。 私は、英語を面白くないと思ったことがないので、かなり難しい質問だけれど、 私の考えを伝えてみた。 私は、英語を勉強するのではなく、英文が伝えてくれることを知りたいと思って英語の文章に触れたり、感じたりしていたから、楽しかったのだと思う。 英文の伝える内容、イメージを想像してみてほしい。 例えば、このところ日曜日の課題にしてる「ことわざ」 日本語では船頭、船、山で表す同じような意味のものが

やばいは禁句です‼️

5月、まだあと1週間ほどあるけれど、いろんな再会と出会いの月になっている。 GWだけではなく、先週末にも、卒業生たち、同級生たちに会った。 また、4月末から母が入院していて、その手続きやなんやらで出会った人たちも多くいる。 先日、新しく出会った人たちとの話の中で、寺子屋では「やばいが禁句」であるという話をした。 私のスマホケースが今、こんなケースなので、ときどき、初対面でも話題にのぼる。 そして、なぜ、寺子屋では「やばい」が禁句かという話をする。 まずは、何でも「