#51 【日本語教師】 100本レシーブ質問会(100レシ) 第2回目
日曜日は100本レシーブ質問会の第2回目。(通称100レシ)
今回も3名の方がご参加くださいました。
※100本レシーブ質問会って??という方はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
日曜日の朝、ゆっくりしたいな~という気持ちを抑えてのご参加に頭が下がります。45分という短い時間なので、お一人の質問も2~3問が限界でした。
さてさて今回のご質問をざっくり書くと・・・
・採用の模擬試験があるので、文法の確認をしたい
・中級の読解を教える場合はどのような流れでしたらいいか
・無意志動詞、意志動詞という用語を教えるか
・無意志動詞、意志動詞接続の文の違いは
・語彙がなかなか覚えない学習者への対応をどうしたらいいか
などなど、実際の現場で起こっているリアルな内容でした。
文型の分析やポイントになることをみんなで確認し合ったり、文法用語を教えるかどうかも「あ、そうそう。私もどうしたらいいのか悩みます💧」など、共感しながらの質問会でした。
今回質問にあった「意志動詞・無意志動詞」という用語。
教師の頭の中には入れておく必要はありますが、それを学習者にも出すのは私個人としては「ない!」という立場ですかね~
その用語を覚えたからと言って一つひとつ意志か無意志かを考えながらか会話はしないと思うんですよね。
それならその場面で使う語彙をバンバン練習させたほうがはるかに効率がいい。
「あ、これ使えるな!」とか
「こんなときに使うのか~」と学習者が思ってくれればイメージもしやすいし、納得もいくと思います。
場面が決まる ➔ 語彙が見える ➔ その語彙を使ってドリル ➔ 会話
ざっくりした流れですが、イメージングした最初の場面に近づけていくためのドリルをするというふうに考えると文法用語は必要ないなと思ってもらえると思います。
語彙がなかなか覚えられないのも似ているところがあって、自分事ではないから、ピンとこないんですよね。それを自分事にしたとたん恐らく生き生きと話をしたいと思うようになっているはずです。
「こんな質問をしても大丈夫?」
「こんなことを聞くのは恥ずかしい・・・」
「これは文法とは違うんじゃないかな?」
・・・
と思っていらっしゃる方は多いと思いますが、質問したことできちんと腑に落ちればそれ以降は自信につながると思います。
自分で考えて調べてみるのはとても大きな学びにつながります。でも一人だとどうしても視野が狭くなってしまったり固定概念から抜け出せないかもしれません。
ときには「聞いてみる」という戦略もありです。
100レシに来る前は質問することは自分のものだけでしたが、終わるときにはその場の参加者分の質問と答えも持って帰ることができます。
アウトプットは最大のブラッシュアップです。
まだまだ100本レシーブ質問会は続くので、次回ぜひ参加してみてください。
多くの方にお会いできるのを楽しみにしています。
【次回100本レシーブ質問会】
2023/3/24(金) 21:00-21:45 開催です。
お申し込みはこちら!