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【第3回】生成AIでノベルゲームっぽいデジタル紙芝居を作る
前回はChatGPTとの対話を通じてSDGsをテーマにした「現代版:浦島太郎」の脚本を作成しました。
【第1回】生成AIでノベルゲームっぽいデジタル紙芝居を作る|てらこや
【第2回】生成AIでノベルゲームっぽいデジタル紙芝居を作る|てらこや
ゲームの世界観が見えてきたところで、次のステップに進みます。
今回のテーマは イラスト制作!
物語を彩る背景やキャラクターをStable Diffusion を使って作成してみます。
今更なのですが、実は私たち……ChatGPTもStable Diffusionもほぼ触ったことがない「初心者」です。
そのため、この記事は 「使い方を解説する記事」 ではありませんし、「こんなこともわかんないの?」というツッコミどころも多々あるかもしれません・・・どうか温かい目でご覧ください・・・(そしてお詳しい方、上手な使い方をぜひ教えてください。コメントお待ちしております・・・)
いざ、Stable Diffusionでイラスト作成!
意気揚々とStable Diffusion起動し、まずはキャラクターのイラスト作成に挑戦!
アニメっぽいキャラクターにしたいので「Urasima Taro , Anime Styele, Smile」というプロンプトを入れて生成してみます。
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なんか思ってたんと違う・・・
まあでも現代版の浦島太郎だし、主人公っぽさはあるので
ひとまずこれをベースに今度は怒っている表情を作ってみます。
プロンプトの「Smile」を「Angry」に変えて・・・
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あ、あれ?なんか全然違うキャラクターになった・・・
もう一回、Smileに戻して再作成してみます。
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爽やかな感じのキャラが完成しました。
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全然思い通りにできないじゃないかっっっ!!!!
同じキャラクターデザインを維持してポーズを変えたり表情を変えることが出来ません。
ちゃんと使い方を勉強しないと思い通りのイラストを描くのは難しそうです。
しかし本業のお仕事もある中での取り組みなので、学習コストはあまりかけたくありません。
作戦変更!人間の写真からイラストを作成してみる
操作画面の上部のタブを見てみると写真からイラストを描けそうな雰囲気のタブが!
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早速試してみます。
欲しい表情やポーズをした人物の写真をStable Diffusionに読み込み、イラストを作成します。
基の写真は向かって左が男性・右が女性です。
下の3つのイラストとも、同じ写真からイラストを作成しています。
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更にコントロール不能になりました。うーん。
表情の変化はつけられるものの「こういう風にしてほしい!」というニュアンスがなかなか伝わりません。
Stable Diffusionはちょっと初心者には難しいのかなあ・・・
イラスト作成は別の方法を検討することにしました。
しかし、これはこれで楽しい!?
デジタル紙芝居のイラスト作成には苦戦しつつも、人物の写真をAIがアレンジしてイラストにするのが面白くなってきた私たち。
これを「AIがあなたの似顔絵を描きます」というコンテンツにして社内に展開してみました。
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結果は大好評で、AIが描いた自分の似顔絵をZoomやTeamsのアイコンにする人が続出!!!意外な盛り上がりをみせました。
次回、作戦を変更
本来の目的だった「紙芝居用のイラスト作成」は課題を残したものの、生成AIの可能性や楽しさを感じることができました。
同じキャラクターのまま表情やポーズを安定して変えるべく、次回は別の方法を試してみます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【第1回】生成AIでノベルゲームっぽいデジタル紙芝居を作る|てらこや
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