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【第1回】生成AIでノベルゲームっぽいデジタル紙芝居を作る

ある日、弊社のベテラン社員からこんな声が聞こえてきました。
「せっかく若手に技術を一生懸命教えてるのに、なんか退屈そうなんだよなあ」

お堅い技術やノウハウを継承する研修って、内容が大事なのはわかるけど、どうしても退屈で眠くなりがちです。

もっと気軽に楽しく学べる方法はないかなあ。。。と考えてたどり着いたのが「難しい研修内容を、イラストと脚本さえあればそれっぽくできそうなノベルゲームのような紙芝居にしてしまう」というアイデアでした。

しかし、脚本もイラストも書くスキルも時間もない・・・

検討メンバーが手書きで書いたイラスト
我々の絵心では到底実現不可能・・・

そこで、流行りの生成AIを使ってみることに。
これなら時間もスキルもなくても誰でも簡単に作れちゃうかも!

紙芝居作りに向けた作戦

ノベルゲームのような紙芝居作りに向けた作戦はこうです。
登場する生成AIは「ChatGPT」と画像生成AI「Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)」です。

  1. 「ChatGPT」にざっくりしたストーリーを考えてもらう

  2. そのストーリーを基に「ChatGPT」登場キャラクターのイメージやセリフを考えてもらい、脚本ぽくしてもらう

  3. その脚本を基に背景とイラストを「Stable Diffusion」で作成する

  4. 背景・イラスト・セリフを組み合わせる

  5. イラストやセリフが揃ったらWEB画面上で紙芝居が見れるようにする

試しに1シーンだけイラストを作ってみる

何度かChatGPTとやりとりした結果、こんな脚本が出てきました。

ChatGPTの回答

このシーンを基に、背景とキャラクターを作ってみます。
Stable Diffusionでイラストを作成する方法はいくつかあるのですが、今回は生成したいイラストのイメージをテキスト(プロンプト)で入力する方法で描いてみます。

<プロンプト>
背景:祭壇・神殿・森・神秘的
キャラクター:女神・お祈り・神秘的

Stable Diffusion

背景とキャラクターができました。

背景
キャラクター

組み合わせてセリフを入れてみます。

な、なんかノベルゲームぽい雰囲気になった気がする!!

試しにやった結果、なんとなくがんばれば出来そうな予感です。
ということで次回は「脚本を作ってみる」ところから改めて紙芝居作りに挑戦してみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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