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11月号
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今年もあと少し。今月は最大のイベントである崎だんじりがあった。4年に一度のお祭りだが、コロナウイルスもあり8年ぶりの開催。このような貴重な機会にこれてすごく幸せだった。
その崎だんじりの直会の弁当を寺子屋が作ることになり、弁当の総数は今までで一番多い120個。数も多いが、更にお造りまで入る弁当。自分たちも参加する祭りで振る舞われる弁当ということもあり、気合が入る。仕込みは全体的に切るスピード、手際が良くなり、短時間で終わるようになった。ここにきてやっと少しは成長したなと実感した。まだまだ仕込みの時間を早めることはできると思うのでもっと時間を意識して仕込みを行いたいと思う。
だんじり当日。朝日はまだ出ていない午前4時弁当の仕上スタート。前日から打ち合わせをして自分の役割を分担して1秒でも無駄のないように当日動いた。予定通り120個の弁当を完成することができた。完成と同時に着替えて祭りに向かった。8年ぶりということもあり、地域の人は気合がすごかった。これからずっと思い出に残るお祭りになった。終わってからの直会。今まで目の前で自分たちの弁当を食べてもらうことがあまりなくて、少し緊張したが美味しいと言いながら食べてくださり、明け方から弁当を作った甲斐があった。もっとクオリティを上げて、作れるように日々努力していきたい。
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留学弁当に向けて
2回目の留学弁当がもうすぐ始まる。今回は前回に比べて知識も技術も向上しているのでしっかりと考えて開けた瞬間から笑顔になってもらえるような弁当を作りたいと思う。海士町の食材を活かした料理を作る。
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(文:島食の寺子屋生徒 坂元)