【備忘録】ダイヤフラム交換(ホンダ系)
〜キャブレター バキュームピストン ダイヤフラムの交換作業・脱着法〜
作成日:2023年11月3日
最終更新日:2023年11月4日
はじめに
今回はCBR400RR NC29前期の作業になります。電気ストーブを代用して、ヒートガンがなくとも作業する手法の備忘録です。適切な手法ではないので推奨はしません。
CBR400RR(NC23)・CB400SF(NC31)・CBR250R(MC17/19)・CBR250RR(MC22)・ジェイド等も似たような構造になっているようですが、ご利用の際は参考程度にお願いします。
なお、本稿を参照に作業し、生じた損傷・事故などはいかなる理由であっても筆者は責任を負いかねます。あらかじめ了承の上、自己責任でお願いします。
準備するもの
・キャブレター(分解対象)
・交換用 新品のダイヤフラム
・プライヤーorペンチ
・マイナスドライバーorスクレーパー
・エポキシ系接着剤
・軍手
・電気ストーブ(1000〜1200W以上が好ましい)or 加熱器具(ヒートガンなど)
・シリコンルブ・グリススプレーなど(無くても可)
ダイヤフラムについて(重要)
ダイヤフラムはここで買いました。(ヤフオクとかより安かったので🫠)
そんなに高くないゴム部品なので基本的にどこで買ってもハズレはないと思います…。
内径だけでいうと純正は32mm、汎用品は28mm、外径も純62、汎60で汎用品の方が小さいため使用できませんでした。日本語では見当たりませんでしたが、海外のサイトを見たところやはり相違があるようです。(部品も日本では売ってなさそう…。)
追記:アロンアルファで円周上にスポット接着して無理やり使えました🙄🙄🙄
やる方は自己責任でお願いします……………………………
部品をこれから注文するという方は"手順3"まで進めていただき、採寸して確かめた上で購入することを推奨します。
リンクは残しておきますが、購入の際はよくよく確かめた上、自己責任でお願いします。https://item.rakuten.co.jp/autoparts-success/newparts-2142/
なお、作業内容自体は相違ありませんので引き続き参照頂けます。
作業
手順1(取り外し)
下記のサイトを参照し、キャブレター本体からの分離、ニードルの取り外し、
バキュームピストン単体まで分解を行ってください。
手順2(加熱)
バキュームピストン単体まで分解ができたらストーブにてリング面を加熱していきます。
火災などに繋がる恐れがあるため作業中はその場を離れないでください。
加熱の目安としては素手で触れなくなる程度。
おおよそ100℃前後でしょうか、この時は1000Wにて3〜4分程度加熱しました。
手順3(分解)
加熱出来たら接着が緩くなっているはずです。
熱いのでヤケドしないよう、軍手や手袋をしましょう。
マイナスドライバーやスクレーパー(ヘラ)など薄いものをリングとダイヤフラムの間に差し込み、上下に揺さぶります。
最初に少し持ち上がると「パキッ」と精神衛生上よろしくない音が大丈夫です。不安な方はもっと加熱しましょう。少しず回しながら、向きを変えリングを持ち上げていきます。
このようにキレイに外れたら古いダイヤフラムを外します。
手順4(取り付け)
新品のダイヤフラムを装着します。
裏表にがあるので被せる際には注意してください。上の飛び出た部分か、細い凸がある方が最終的に上になるのでそこで判別しましょう。
リングを乗せる際には内側に薄くエポキシ系接着剤を塗布しておきましょう。
この際、ゴム部分まで接着してしまわないよう注意してください。接着はリングと本体部のみです。リングを装着してから、隙間に塗布する方法もあり🫠(画像2枚目)
ハメることができたら、プライヤーなどを使い、リングが水平になるよう軽く押し込んでください。
この際ゴム部を挟んで、痛めたり破けないよう慎重に行ってください。
手順5(完了)
接着剤が乾いたら交換作業は完了です。
手順1のサイトを参照しながら、逆の手順でニードルの取り付け、キャブレターへの装着を行ってください。
4気筒の場合、この作業をあと3回繰り返せばすべて交換完了です。
交換作業お疲れ様です。
自分用備忘録なので分かりづらいところもあるかと思いますが、誰かの助けになれば幸いです。
お読み頂きありがとうございました。
執筆の上で参考したサイト・動画など
他にもこんなやり方もあるよう。
おわり
作成日:2023年11月3日
最終更新日:2023年11月4日
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