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2023年キャンプ記 ~霞む絶景 高ボッチ高原キャンプ場~
旅に出て山に入り、目の前に広がる紅葉を眺めながら移動していると、豊かな自然が身近にある素敵さを感じます。
予約の難しいキャンプ場を平日連休で渡り歩く、2泊3日のキャンプ旅の2泊目となりました。
朝10時、1泊目のほったらかしキャンプ場を後にして2泊目のキャンプ地、高ボッチ高原キャンプ場に向かいます。
1泊目については、よろしければこちらの記事をご覧ください。
場所
高ボッチ高原キャンプ場は、標高1655mの高ボッチ山の山頂近くに広がる高原のキャンプ場です。
高ボッチ山から見る富士山と諏訪湖、オートサイト正面に広がる北アルプス、雄大な雲海、すべてを体験したくなる天空の絶景キャンプ場です。
大人気のキャンプ場なので週末予約は難しいですが、鉄火さんの記事を参考にして、平日で念願のオートサイトが取れました!
チェックインは15時とかなり遅く、日の入りが17時前なので、忙しい設営になりそうです。
東側の「東山ルート」は現在通行止めで、西側の「崖の湯ルート」のみ、公式ホームページでアクセスルートを確認してから、現地に向かうようにしてください。
チェックインの前に
ほったらかしキャンプ場を出発したのは10時、国道20号でのんびりと紅葉を楽しみながら、お昼ご飯と買い出しの地に決めた塩尻に向かいます。
1時間ほど走ったところで道の駅はくしゅうの標識が見えたので、休憩がてらお土産を物色しました。
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国道20号は私の地元の神奈川でもたまに使う機会がありますが、終点の地が塩尻だと知って、不思議な縁を感じます。
お昼ご飯は、塩尻B級グルメ(失礼しました💦)で検索して決めた、山賊焼きの「正和食堂」です。
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山賊焼き定食(中)を注文したのにとてつもないボリュームでしたが、もちろん完食しました。
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なじみのあるスーパー西友で買い出しを済ませて、すれ違いがほぼ不可能な難道をドキドキしながらゆっくり上り、高ボッチ高原キャンプ場に向かいます。
チェックイン
到着は15時少し前、オートサイトエリアは連泊のキャンパーがお一人、同時に着いたキャンパーと私の3組ですべて埋まりました。
目の前は北アルプスの絶景、塩尻と松本が見下ろせます。
note仲間の方がこの地にいると思うと、なんだか嬉しくなりました。いつか会いたいですね。
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さすが高原で風がかなり強いですが、タープなしでは逆に厳しそうなので、タープをテントすれすれに低く張り、ペグも2本ずつ打ち、拠点の完成です。
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キャンプ本番
設営が終わるともう日が傾き始めましたが、明るいうちに高ボッチ山の下見に行きました。
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諏訪湖の先には富士山と八ヶ岳、こんな幻想的な景色があるんですね。
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暗くなり、気温が一桁に下がったので、焚き火を起こして豚汁を作り、スープを飲み干して体を中からも温めました。
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少し厚着をして、諏訪湖の夜景を見に高ボッチ山に向かいましたが、よく晴れたタイミングで絶景でした。
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テントサイトに戻り、目の前の塩尻と松本の夜景を見ながら少し晩酌をしたら、明日の朝の雲海に備えて早めに就寝しました。
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翌朝は5時前に起きて外を見ると一面の霧、気温は1.5℃で風も強く、雲海は厳しそうでしたが、防寒対策をして高ボッチ山に向かいました。
たくさんの方が日の出と雲海を待っていましたが、日の出時刻を過ぎても濃い霧は晴れず、あきらめていったん下山します。
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タープ下で、コーヒーで暖まろうかと準備をしていたら、突然日差しが出てきました。
目の前に、北アルプスと雲海が広がります。
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高ボッチ山に再び登ると、霞む絶景でした。
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その後すぐに霧が深くなり、30分ほど粘りましたが、もう富士山が見えることはありませんでした。
テントサイトも霧が深くて、目の前の北アルプスも見えそうになくなったので、10時のチェックアウトに合わせて撤収し、この地を去りました。
帰りの難道で、写真を撮る人が何名かいらしたので自分も車を停めてみると、水面に紅葉が映る、大沢の堤でした。
風があったので鏡のような反射にはなりませんでしたが、最後にまた自然の美しさを堪能させてもらい、帰路に着きました。
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豊かな自然がいっぱいで、一瞬の美しさと絶景が忘れられないキャンプでした。
またこの季節に訪れたいと思います。ありがとうございました。
おまけ
帰りも6~7時間かかる下道で、のんびりと景色を楽しんで帰ったのですが、お昼に立ち寄った道の駅信州蔦木宿にはなんと、日帰り温泉がありました。
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お湯に入ってさっぱりして、いただいたお昼ご飯の生姜焼き定食は思った以上にボリュームがあり、また立ち寄りたい道の駅になりました。
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