最近、ぐっとSNSプロモーションのご相談をいただくことが増えてきたので、改めて、お勉強。
【インスタグラムと現代視覚文化論 レフ・マノヴィッチのカルチュラル・アナリティクスをめぐって】
すごく面白かったので忘備メモ。
2010年10月6日リリース
2016年9月 4億人、70%アメリカ以外、8,000万枚/day
[WEBから投稿できる]→今日最も「純粋な」視覚メディア
instagram
美的な視覚コミュニケーションのためのメディウム
「Instagramは写真家のためのアプリではなく、人々が画像を共有するためのアプリである」
この新しいステージには独自の新しい特徴がある。
それは、「悪い」写真を「良く」見えるようにする方法→フィルターをもっている。
そして、そのフィルターに名前をつけたこと。
Instagramに共有される写真は大きく3つに分類することが出来る。
①プロフェッショナル写真
20世紀後半に確立された「良い写真」の美学を目指している
②デザイン写真、スタイル写真
より「現代的」「ヒップ」「クール」で「都会的」なライフスタイルの選択
それに応じた美学をもつ仲間集団
ある定型化された様式に整えられ編集された写真
③カジュアル写真
経験や状況を視覚的に記録、共有、人やグループを描写する
視覚的美学はあるか?→悪い写真、良い写真、混在
美的な機能より象徴機能のほうが優先
肌感覚でふわっと感じていたことが言語化されて整理されて来ました。
面白かったのは、「フィルターに名前をつけたこと」がキーと言う話。
2013年、当時のInstagram本社、コミュニティーマネジャーのJoshとBaileyにお会いした時、フィルターの名前について話題になりました。
割とカジュアルにつけた名前だそうで、確かその中の1つは、スタッフの飼っている犬の名前だって言ってたような気がします(^^)
きっとその時は、その数年後、こんな風にinstagram成功の鍵なんて言われることになろうとは、想像もしていなかったのでは、と思ってみたり。