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#SPRINT CAMP 1DAYセッション 開催直前 対談トーク 「理想の動きを自分の中で作るプロセスを大事にしてほしい」

今回、02.23の1DAYセッション開催を前に、寺田明日香と高野コーチがこの企画への想いや具体的なテーマについて語り合うトークセッションをお届けします。お二人の話を通じて、少しでも興味が湧いた方・参加したいと思ってくれた方がいれば嬉しいです。

企画概要はこちら

https://www.brighter-hurdler.co.jp/event


ーまず今回のセッションの具体的な内容を教えてください


寺田:ハードルセッションでは「跳ねる」「弾む」をメインにやっていきたいなと思っています。

私がオリンピック前からずっと取り組んでいる、インターバルから踏み切る所、踏み切った後の0→1の部分をどれだけ弾みながら進めるのか?という部分を作っていきたいので、普段、ハードルドリルを多くやっている方は、そのドリルを少しリズムを変えながらやっていく事をメインに進めたいと思っています。

今回のセッションはいろんな種目に取り組むわけではなく、できるだけ種目を絞って、皆さんができるようになって帰って頂くことを大事にしたいなと。是非、たくさん声をかけて頂いて、やり取りしながら進めていければいいなと思っています。

高野:
スプリントセッションでは、股関節から力を生み出して、加速の動作を考えていこう!っていうのが今回のセッションの大きなテーマで、よく指導の現場でも、股関節が大切だ!とはすごく言われていると思うんですが、

具体的にどう股関節を使うと足が速くなるのか?にフォーカスを当てて、そこの使い方だったり、普段、指導している寺田選手や山縣選手に対して、どのように指導しているのか?その一端を皆さんにお伝え出来たらと思います。

また股関節の使い方というのは、色々あるんですけど、主に着目したいのは、どうやって股関節を使って前に進むのか?というよりは、うまく前に進む為の準備。

いわゆる「パワーポジション」をいかに作れるか? ここにもフォーカスを当ててやっていきたいなと思ってます。



ー具体的なターゲットとして、どのような課題を持っている選手に来て欲しいですか?


寺田:私はハードリングの部分にフォーカスするので、

・踏み切りが潰れる
・リード足を下ろしてくる時に抜ける
・抜足が前に出てこない

そういう悩みを持っている方に是非、来て貰えればと思います。

高野:スプリントとハードルはすごく似てる部分があると思うので、ハードルってスプリントの延長だと思って、ハードル選手だけど両セッションとも参加してくれる選手も多くいるので、何かその辺りの繋がりを意識して実施できたらいいなと思っています。



ー今回のセッションは新しく指導者の方の参加も可能ですが、その意図は?


寺田:今回は指導者の方にも参加して頂いて、学んだ事をご自身の現場に持ち帰って頂く機会も新しく作りたいと思い企画しました。私と高野コーチがどういう話をしているのかも含めて、間近に見て貰えればいいなと思っています。

今は情報社会であらゆる情報が簡単に手に入りますが、選手達は果たしてどれが自分に合ってるのか?、実際にやってみたけどうまくいかなかった部分も多いのではないかと思っています。

人によって同じ練習をやっても、どういう意識でやっているのか?

どういう道筋を通って、そこにたどり着いているのか?

という部分は、それぞれ違うので、実際の結果だけではなく、理想の動きを自分の中で作っているプロセスをもっと大事にしたほうがいいと思いますし、それを学生とコーチが一緒に考えられる関係性であればいいなと思います。

日本だと部活動があって、先生と生徒の形でスポーツを行う事が当たり前ですが、やっぱり選手とコーチって色々な事を話し合える、一緒に進んでいける関係性がやりやすいと思うので、一緒に成長を感じられる雰囲気をこのセッションで感じて貰えればと思いますね。

高野:僕も日々、寺田選手から学ばせて貰っています(笑)

寺田:高野さんとは普段からしっかりやり取りをしながら練習をしていて、これがいいとか、これが駄目とか、これは何だろう?とか話ながら練習することが多いよね。

高野:そうだね。だから今回の自分達で企画するクリニックは、何かそういう意味でも種目を絞ってそれをできるようになって欲しい!という想いがすごくありますね。

寺田:何か一緒にできるようになるまで、じっくりやるみたいな事は、なかなか出来ないので、自分達も参加者も納得して貰えるようなクリニックにしたいと思っています。

高野:僕らもチャレンジ。初めて見る選手にドリルとかを指導して、できるようにさせられるかって、結構ハードル高いなって思いつつも、そこにやっぱりチャレンジしたい!という想いがありますね。


ー今回のセッションで参加者の方に感じて欲しい部分は?



高野:コーチングに関してはやっぱり選手が何をやりたいか?って所を一番大事にしています。

例えば、具体的な方法・意識の仕方が欲しいのか?それとも今は良いか悪いかだけを判断してほしいのか?など、相手が何を求めているのかは考えながら声掛けをしていますね。

多分、周りから見たら教えているシチュエーションもあると思うんですけど、選手の動きがなぜそういう動きになるか?という動きの構造であったり、その理由を説明している事が多いかもしれません。選手と一緒に考える感じで。

なので今回のセッションに繋げていくと、やっぱり想いとしては、こちら側がこれをやってみよう、頑張って頑張って!と教え込むよりは、選手や指導者の皆さんと双方向のやり取りを僕らもやりたいなと思っています。

受身ではなく、参加者の方から積極的に「見てください!見てください!こういう意識があってますか?」みたいな、そういう発言があると僕はすごく嬉しいですね。

寺田:何を言っているのだろう?って感じる事もあると思います。ですが、それも含めて、どういう事を考えてあの言葉を発しているんだろう?と考えて貰えると面白いかもしれません(笑)

私は結構、動きの要素みたいな話をするんですが、この動きは、何の動きと何の動きを組み合わせているからこうなるよねって、高野コーチに伝えたりしています。

それは動きの要素の粒を理解しないと、わからない事だと思うんですよ。なので、寺田明日香が言っている、一つ一つの動作の要素(その動作の粒)がどのようなものなのか?という所も、是非、見て頂きたいし、考えて頂けたら嬉しいなと思います。

高野:やっぱりその部分がすごく特殊な空間になって、僕とか寺田選手が使った言葉って、そのセッション中で共通言語になってくると思うんですよね。そういう時にできている参加者がいて、できていない参加者がいたら、そこで教え合いが発生する事も全然いい事ではないかと。

なので指導者の方はどんどん教え合いの空間の中に参加して貰って、そういった対話がすごく多いセッションにしたいなと思います。

寺田:これまでの企画でも、初めて会った選手同士が、お互いを教え合ったり、クロストークを行うことで、結果的に自分にも入ってくるし、相手の言っている感覚の言葉に対して自分自身も凄く考える事が出来るので、すごく上達が早かった印象があります。

なのでそういった感覚もこのセッションを通じて経験して貰えたらと思います。

ー最後に

セッションの参加申込みは02.19(日)までです。もしお二人の話を聞いて、参加したいと思ってくださった方は下記のリンクから詳細をご確認ください。ご清覧いただき、ありがとうございました。

https://www.brighter-hurdler.co.jp/event

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