子どもの「心の自由」を保障するクラス作り(2)係を決める
職業高校では、理科教師など
普通科教員は1年生のクラス担任になります。
春休みの間に教師がやること
・生徒の実態を知る(赤点、落第、退学)
・クラス設計、クラスのイメージを持つ
(1)クラス開き
自分の良いところを発表する自己紹介
その続きとして、
一人ひとりが自分を発揮できる
環境づくりの一環としての…
(2)クラスの係決め
立候補制、ひとり一役、複数兼任可
一般にある係
・学級委員
・保健係
新たに提案する係
・学級新聞(広報)係
・教室環境(美化)係
・行事係/体育祭、文化祭、合唱コンクール
・教務係(授業変更の有無確認)
・学習係(テスト週間の互助学習)
+週番日直(5人1組。8週間で全員にまわる)
教師は、子どもたちがかかり活動を
具体的なことをイメージできるように一言ずつ言い加える。
具体的にイメージできる一言
例えば、
学級委員がいないままガイダンスに参加した我がクラスは
ダラダラとまとまりがなく、他の教師に叱られた。
>叱られた体験
>係の必要性を知る
>係のメリットを教師が一言いう
「父ちゃんは学級委員だったと、自分の子どもに自慢できるぞ!」
>生徒がみずから立候補する
学級新聞係は、
「きのうの自己紹介で
『自分は絵を描くのが好きや。得意や』って言っとったな。
学級新聞にイラストが入っとると、いいよなぁ?」
●クラス作りの肝
生徒の「心の自由」を保障する。
係はすべて生徒の立候補制。
・生徒の好き、得意を活かす。
・みずから選択する自由、意思決定の自由。
・自分で行動する
生徒が続けられる「仕組み」作りは、教師の仕事。
それは、また別の機会に。