Xデザイン学校 マスター#1 ブートキャンプ
1年って早い…
ベーシックからあっという間に1年経って、マスターに進んだ。1年早いびっくりする。
三方良しのサービスデザイン
ヒトの視点・モノの視点・ビジネスの視点、全部がよしとなるのが望ましいということだけど、どんどん対象が広がっているなという感じ。
・昔はまずモノの視点(物がないから売れる→よい物を作れば売れる)
・次はヒトの視点(お客様や、ステークホルダー、社会の中のだれか)
・そして今は社会全体というメタな視点も持っている必要がある。
いや、三方良しという言葉は昔からある近江商人の言葉ではあるのだけど…。それぞれが拡張されているような印象。
意味のイノベーション
新しい意味を提案するのは「文化的な活動家」である。
専門家は新しい意味を提案することは自分達の専門性の破壊になってしまうので、従来の専門家は従来の意味のところに残ってしまう。
たしかに…一度得た「専門家」という居場所を破壊して進むというのはとても勇気がいる気がするし、自分がよいと思ったということをよくないと思うきっかけってないかも。自分の立場が失われるというように自覚的に守りに入れるだけよくって、失われることさえ気づかないまま、時代遅れになっていくのかもしれない。
「専門家」というほど高度話でなくても、自分が操作に習熟してしまえば、UI改善しようというモチベーションがわかないみたいなのはある気がする。自分が周りから専門家って言われるの気持ちいいし。
だけど、気づいたらユーザー側が全然違うサービスを使いだして見捨てられるみたいな。
ジャパネットたかたのコールセンター
ジャパネットたかたの全員コールセンター教育は本当にすごい。コールセンターがさばききれなくなったら、自動的にお客様からの電話が転送されて、人事でもエンジニアでもピーク時には電話をとるというのは、本質的に何が大事なのかをみんなが自覚的に共有できているということだと思う。コールセンターで一般のお客様の電話をとるとか、エンジニアの人は好んでやりそうにはないもの。(偏見かもしれないけど。)会社として、でも一番大切なところはソレっていうのがちゃんと浸透できているということ。本当に強い。
問いの大切さ
「デザイン思考のダブルダイヤモンドの真ん中から始めてしまうと、ただの問題解決」
今まで考えたことなかったけれど、「全くもって確かに」だし、耳が痛い。
問いに立ち返るというのはファシリテーションしているととても大変だし、めんどくさい。問いに立ち返るように促しても戻らない時、「もういいじゃん、とりあえず小手先として解決策にたどり着いたらそれで満足なんでしょ?」って気持ちにときどきなる。
でも、言われてみて、確かにそれは問題解決だ…。問題解決はそれはそれで大事なんだけど、「デザイン思考」としては問題の発見を放棄しているということになる。現象としてはうすうす気が付いていたんだけど、すごく言葉でクリアに説明していただいて、その現象はそれだ!!ってはっきり分かった感じ。この罠には陥りやすいので、気を付けたい。
エフェクチュエーション:未来を作り出すための5つのマインド
不確実な仕事を進めていくうえで、どれもとても大事だと思ったのだけど、実際の仕事でいうと、「Affordable Loss」を共有するというのは本当に大事だと思う。不確実な仕事で損失が出ないことはないということを理解して…っていうことを理解してもらうのはとても大変そうだけど、その理解がないと新しいものを作ることはできない。
できる理由を探す人になりたいと思う。
イノベーションのための組織
イノベーションがあったプロジェクトには製品・体験・組織でそれぞれイノベーションの要素があったという話。そう考えると人や組織を扱う仕事であってもイノベーションのためにできることがあるのかしらと思う。
まとめ
キックオフなので、これからの講義でいろんなことが繋がっていくのかしらと思う。ベーシックで学んだこともマスターで活かせていけたらよいなと思う。また頭パンクしているので、次回まで復習しよう。