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オリビア.ロドリゴはロックの女神である。

有明アリーナでのオリビア.ロドリゴのライブを観賞した。音楽の逸材というのは必ずしも現れる、こんな混迷の時代だからこそ、なのか、それともとんでもない才能は常にどこかで生まれているのか、どちらでもよいけれど、とにかく、オリビア.ロドリゴは、時代が生んだロックの女神である。じつは、彼女の曲を聞いてはいたけれど、そこまで没入したわけではなかった。それまでは音源を聴いただけの判断であり、多彩な彼女の一面をみていたにすぎないことを、今日のライブを見て痛感したのだ。
彼女の音楽と有明アリーナを埋めたリスナーとのシンクロは私の想像を超えたレベルであり、彼女の生み出している音楽の時代性の濃さ、それと彼女の言葉、存在が多くの若者の心に深くシンクロしていることに、僕は感動すら覚えた。音楽は、リスナーのために存在している。そう、とくにポップミュージックは、それが存在意義である。芸術は、作家の為にあってもいい。しかし、エンターテイメントは、多くの人の人生にシンクロして、はじめて光り輝くのだ。
オリビア.ロドリゴは、軽快なロックで多くの人々を救っている。つまり女神である。この先も彼女は、ずっと多くの人生を照らしつづけるのだろう。

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