【元浄化槽管理士が教える】トイレや台所で流してはいけないモノ
転職回数が多いかもしれないけど、部署がかわったりしたのでこんなことまで仕事をしなきゃいけない時代でしたね。
こんにちは、こんばんわ。
元・浄化槽管理士の⤴
絶対に流してはいけないもの
その前に、浄化槽管理士とは何かを、
浄化槽管理士は、浄化槽の点検および調整、さらには修理をおこなえる国家資格です。 年1回、1日のみの国家試験に合格することで取得できますが、年10以上おこなわれる講習(13日間)を受講して考査に合格することでも取得可能です。 いずれも受験資格・受講資格は不問となっており、だれでも受けることができます。
浄化槽というものも知らない方もいますかね?
便所が水洗になっている場合、使用後に流される汚水は、
(1)下水道に流されるか、
(2)コミュニティ・プラントに流されるか、
(3)浄化槽に流されるか、この3つのうちのどれかになります。
そして汚水は、それぞれのところで処理されて河川などに放流されています。
(3)の浄化槽は、微生物の働きなどを利用して汚水を浄化し、きれいな水にして放流するための施設ですが、各家庭の敷地内に設けられていて、最も身近な汚水処理施設です。
以前は水洗トイレからの汚水だけを処埋する単独処理浄化槽を設置出来ましたが、現在(平成13年4月以降)は、下水道予定処理区域(7年以内に下水道が供用開始になる区域)以外では、水洗トイレからの汚水と、台所排水、浴室排水、洗濯排水など(これらを生活雑排水といいます)を一緒に処理する合併処理浄化槽でなければ設置できないことになっています。
なお、浄化槽を規制する法律として「浄化槽法」という法律があり、様々なことが定められています。
ちょっとのホームページから借りました。
要は、浄化槽というのは家庭で使われた汚い水をきれいにして川に流してくれる装置です。
できれば、浄化槽を使われている家庭では、注意してほしいことを今日は記載してみようかなと思います。実際こんなものが入っていました。とか落ちていましたと例をあげながら書きますので見てくれたら幸いです。
1.ティッシュペーパー(大量)
ティッシュペーパーは、水に溶けにくいように作られていて、トイレットペーパーは水に溶けやすくなっております。少量ならティッシュペーパーを流してもいいのですが、大量に流されてしまうと、浄化槽に負担が大きくなり溶けなくなったティッシュペーパーに汚れが余計に付着して、本来機能するものが機能しなくなったり、異臭をはなったりします。
2.たばこ
コンビニでも、そうなのですが、最近はトイレでたばこを吸われる人は減りましたが、ゴミやガムなどを流してしまって、結果つまって、浄化槽管理士がその原因を突き止めて、直すっていう作業をしていました。
これが結構しんどいんですよ。配管が長いのでどこでつまっているのか、浄化槽にどこに原因があるのか。
自分の例ですが、その過程では、高校生がいて、親に隠れてトイレでたばこを吸っていたそうです。それをトイレにながして、タバコを吸っていたのがばれた。というかタバコが入っていますので、気を付けてくださいといったところ親は誰も吸っていないといっていたのことから発覚。
3.コンドーム
その高校生からまた、異物が。コンドーム。避妊は大切だが、捨てるところは適切なところで捨ててほしいです。こちらも、ゴムですので。水に溶けません。なんでも、かんでも、水に流せば済むって話では、ないんですね。ばれてます。
4.生理用品
こちらも、水に溶けません。最近改良されて溶けるものがあるかもしれませんが、溶けません。溶けるものならパッケージにかいてあるかもしれませんね。確認して流すようにしましょう。よく浄化槽の中に入っているのを発見して、見つけ次第取り除いていました。
番外編
こちらは、しょうがないといえばしょうがないのですが、糖尿病患者さんがいるご家庭では、結構な異臭を浄化槽から放ちます。
原因は糖尿病患者さんから出ている尿です。
尿の中に微生物を殺す菌(たぶん、薬の影響で)
はいっていて、浄化槽の中に入っているいい菌が死滅して臭いにおいを出して今います。めちゃくちゃくさいんです。
取り除く方法は、お掃除をこまめにする(金がかかる)
浄化槽管理士の人が一時的に脱臭剤を周りにまく(ほんの一時的)
これぐらいしか対応できなかったと思います。
なので健康管理はちゃんとしたほうがいいですね。
【おしまい】
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